以前も書いたが、もう一度エクスタシー理論を考えてみよう。 現在の経済学は、人間の行動基盤を、効用関数においている。人間は、自分の効用を最大化するよう行動しており、その効用とは、様々な財の保有から得られるものである。 もう既にここで、単なるモノの大量消費社会を想定しているような感じであるが、そこはしたたかな経済学者達。この財とは、財(goods)と呼んでいるが、この財には何でも含まれる。サービスはもちろん、空気も公害も含まれている。公害のような外部性のあるものも含まれているから、他人が撒き散らす公害が広く様々な経済主体(構成単位は人間でなくてもよく組織でも企業でもよい)の効用に影響を与えることも考えられる。となると、ボランティア、利他精神も何でもオーケーだ。子孫の効用を入れてもいいし、愛する人の効用を入れても良い(それが私の大学の卒論だ:既にバブルに特化しており、愛のバブル現象の定義もしてい