2018年7月25日のブックマーク (1件)

  • 『万引き家族』は「家族の映画」でも「貧困の映画」でもなかった(真鍋 厚) @gendai_biz

    映画『万引き家族』がカンヌ国際映画祭で最高賞(パルムドール)を獲得し、興行的にも大ヒットを記録している。ただ、是枝裕和監督が文部科学大臣との面会を辞退し「公権力とは潔く距離を保つ」と述べたことなどに注目が集まり過ぎて、作品の質的な価値については、意外にもそれほど語られていないように思われる。 公開開始から少し時間が経ってしまったが、稿では、筆者が特に興味深く感じた3つのポイントについて言及してみたい。具体的には、下記のようなものだ。 【『万引き家族』は「家族の映画ではない」】 【『万引き家族』は「(経済的)貧困映画ではない」】 【『万引き家族』はサバイバリズム(生存主義)の流行を汲む映画である】 「非家族」が照らし出す「家族」 まず、劇中の「万引き家族」を構成している「柴田家」の人々を見てみよう。 「柴田家」の人々は、互いをなんとなく家族とみなし、周囲も彼らのことを家族とみなしている

    『万引き家族』は「家族の映画」でも「貧困の映画」でもなかった(真鍋 厚) @gendai_biz
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    sarubobox 2018/07/25