海外の映画祭で激賞された、長編SFストップモーション・アニメーション映画『JUNK HEAD』が3月26日から公開される。 本作は、監督の堀貴秀氏が全編をほぼ一人で、約7年間かけて作り上げた作品だ。個人制作としては異例の大掛かりなセットを使用し、誰も観たことのない独創的な世界を作り上げた。 アニメーションの制作方法自体も独学で習得したという堀監督だが、この驚異的な作品を生み出した情熱はどこから生まれ、どのような想像力を発揮して本作を構想したのか、インタビューしてその創作の秘密をうかがった。 <あらすじ> 環境破壊が止まらず、地上が汚染された未来。地下開発に乗り出した人類は、労働力として人工生命体マリガンを創造する。しかし、自我を持ったマリガンは人類に叛乱し地下世界を乗っ取る。それから1600年が経過し、地上は新種のウイルスが蔓延して人工の30%が失われると、人類は滅亡から逃れるために、地下