印刷 関連トピックスTwitter ヘリコプターを見ると、今も感謝の気持ちでいっぱいになる――。東日本大震災の際、宮城県気仙沼市で一時孤立し、東京消防庁のヘリで救助された人たちが16日、東京都の猪瀬直樹副知事に謝意を伝えた。孤立先からの携帯メールがきっかけで猪瀬氏がヘリ出動を指示し、子どもを含む446人が救出された。 都庁を訪れたのは気仙沼市内の障害児向け福祉施設マザーズホームの園長・内海直子さん(59)、市立一景島保育所の元所長・林小春さん(60)ら。 大震災では、内海さんの施設の障害児はすでに帰宅後だったが、林さんは同保育所の0〜5歳児71人を連れ、近くの公民館に逃げ込んだ。3階建ての2階部分まで津波が押し寄せ、周囲に火の手も迫っていた。子どもたちは屋上や3階で寒さに震えていた。 そんな中、内海さんがロンドン在住の息子・直仁さん(32)に「火の海、ダメかも」と携帯メールを送ると