地球温暖化などの環境問題が深刻化している現在、環境にやさしい自然エネルギーの利用に対する意識が世界的に高まっている。中でも注目を集めているのが太陽電池で、その市場はここ数年拡大の一途をたどっている。 太陽電池設備のメイン機器は、太陽電池モジュール(ソーラーパネル)である。エヌ・ピー・シーは、ソーラーパネルを生産する主要装置の製造と販売を手がけている。同社の強みは、モジュール製造におけるラミネーション(フィルムなど異なる材料の張り合わせ)工程に欠かせない真空技術を有していること。 この分野に関しては、日本はもちろんのこと、世界的に見ても有力な競争相手はあまり存在しないという。このため、同社の取引先は日本企業だけでなく、欧米の企業にも拡大。現在、同社が製造する装置の世界シェアは40%強となっている。2007年6月には東京証券取引所のマザーズ市場に上場した。 顧客ニーズの把握とアフターサービスに
NTTDIM並みに面白そうなIPOってあんまりなさげ。エヌ・ピー・シー(6255*J)が29日、東証マザーズに上場する。太陽電池製造装置や真空包装機の開発・製造などを手がける。主幹事は岡三証券が務める。目論見書などから同社の注目点を探った。 ●1992年に設立、真空包装機の製造開始――現在は太陽電池製造装置事業が主力 エヌピーシーは1992年に設立し、真空包装機の製造・販売を始めた。一方で真空技術を応用した太陽電池製造装置の1つである真空ラミネーターの開発に着手。94年に真空ラミネーターの国内販売を始め、96年には輸出販売も開始した。その後も太陽電池製造用の装置を順次開発し、99年には太陽電池一貫製造ラインの販売を開始した。 世界的に環境保全への意識が高まって太陽電池の生産が拡大するなか、同社が太陽電池メーカー向けに製造装置を販売する太陽電池製造装置事業は、連結売上高の85%超(2006年
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く