2016年3月5日のブックマーク (4件)

  • カツオはなぜ猛スピードで

    黒潮を回遊するカツオが、日近海に姿を現すのは毎年4~5月。それが江戸っ子の待ち焦がれた初ガツオである。その後、カツオは9月ごろまでに東北沖を北上し、10月になると、再び南下する。これが秋にとれる「戻りガツオ」。江戸っ子は初ガツオばかりを珍重して、戻りガツオには目もくれなかったが、肝心の味では戻りガツオに軍配が上がる。これは好みの問題もあろうが、戻りガツオの方が脂がのっていて、旨いというのが通り相場である。ところで、カツオの味はよく知られていても、海の中のカツオのことは、あまり知られていないようだ。カツオは、マグロと同じサバ科の魚で、成魚の体長は平均1・2mにもなる。流線型のスリムな体つきは、いかにも泳ぎのスペシャリストといった風情だが、実際、大型回遊魚の中でも、カツオの泳ぎはトップクラスのスピードを誇る。時速160キロを超えるというから驚きだ。とはいえ、「そんなに急いで何処へ行く?」と首

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    sasanqua999 2016/03/05
    カツオが猛スピードで泳ぐのには、それなりの理由がある。カツオの体には、普通の魚が持つウキブクロが無い。のろのろ泳いだり、泳ぎをやめたりすると、たちまち体が沈んでしまう。
  • トビウオはなぜ飛ぶ

    空飛ぶ魚トビウオは夏に旬を迎える魚。 引き締まった身は淡白で、新鮮なら刺身でもいけるが、 煮魚には向かない。加熱すると、身が固くなって美味しく頂けないのだ。 逆に、何といってもうまいのは干物。通はトビウオのクサヤを好むというが、干物にすると美味しいのは、トビウオは脂肪分が1%と極端に少なく、代わりにタンパク質が豊富だから。 脂が少なければ酸化しにくく、味が落ちにくい。 その一方で、タンパク質がアミノ酸に分解されるために、 グッとうま味が増すのである。 トビウオの体に脂肪分が少ないのは、もちろん空を飛ぶためだ。 身が重ければ、空は飛べない。 そもそも、トビウオには、料を蓄えておく胃もないし、消化管も極端に短い。 エサは動物プランクトン一やり。魚をべていたら体が重くなってしまう。 そうまでしてトビウオが空を飛びたい理由は何なのだろうか? 先ず一つは、外敵から身を守るため。トビウオは海面

    トビウオはなぜ飛ぶ
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    sasanqua999 2016/03/05
    先ず一つは、外敵から身を守るため。トビウオは海面の上を泳ぐ「表層魚」であるため、大型の回遊魚に捕食されやすいのである。
  • 魚の料理あれこれ

    sasanqua999
    sasanqua999 2016/03/05
    日本の代表的な魚の名前の由来や獲れる場所、旬の季節、調理方法などを紹介。
  • カツオの旬はなぜ初夏

    世界の温帯、熱帯の海に分布し、季節ごとに回遊する魚、カツオ。 美味しい季節は、初カツオが獲れる春と、戻りカツオが獲れる秋と いわれているが、最近では初夏もカツオが多く獲れることから 旬だといわれている。では、なぜカツオの水揚げは、初夏に集中する ようになったのだろうか? これまでの調査で、カツオが日近海へやってくる経路は 大きく分けて3つあることが分かったている。 ①南西から黒潮流に沿って伊豆沖へやってくるルート。 ②小笠原海域から紀伊沖へ北上するルート。 ③小笠原海域と黒潮流の中間を上がって伊豆沖へくるルート。 これらのルートを通るカツオは、伊豆近海で合流し、それぞれに北上していきますが、 それらの魚群がいっせいに伊豆諸島近海に集まる季節が5~6月です。 そして、この時期を目指して漁船がやってくるため、多くのカツオが 春でも秋でもない、初夏に出回るようになったのです。 ちなみに、秋

    カツオの旬はなぜ初夏
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    sasanqua999 2016/03/05
    濃厚なうま味をもつ戻りガツオは、その脂肪分の多さから、トロガツオとも呼ばれています。