発売中のエスクァイア日本版の最新号の巻頭特集「見せたい本棚の作り方」が面白かった。 近頃、機会あって訪ねることのある友人の家やお店、そして事務所などには、個性ある本棚が必ずといっていいくらいにある。それは個人的な蔵書や売り物、もしくは仕事のための資料など、その用途や目的もさまざまだが、そんな本棚をみていると、その本の持ち主の頭の中を覗いているようなというのは言い過ぎだが、それぞれがもつ指向性や、持ち主のたたずまいや雰囲気、暮らしぶりやその背景などが、くっきりと浮かび上がってきて興味深い。だからついつい恐縮しながらもそんな本棚に並べられた背表紙を失礼と思いながらもちらちらと見てしまう。 ウエブのホームページやブログなどのデジタルメディア全盛の今、活字離れが言われて久しい。けれど僕らにはmacの中にある無限にみえる情報量と同じくらい、本という印刷物から得る知識や情報も大切に思える。だから今でも