「北のカナリアたち」に主演する吉永小百合撮影/三浦憲治 写真提供/「夢の続き」(世界文化社)[映画.com ニュース] 女優の吉永小百合が、配給大手・東映の創立60周年記念映画「北のカナリアたち」に主演することがわかった。北海道の利尻島、礼文島を主要な舞台にしたサスペンス巨編で、「告白」の湊かなえの「往復書簡」(第二話「二十年後の宿題」)が原案。吉永とは初タッグとなる阪本順治監督がメガホンをとり、撮影は木村大作が務める。 「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」「はやぶさ 遥かなる帰還」と続いた同社の60周年記念作品。その大トリとなる今作の主演に、吉永が“着任”する。阪本監督は9月1日、東京・銀座の東映本社で岡田裕介社長らとともに会見。生家の目の前が東映の劇場だったことに触れ「やくざ映画で僕の暴力性がつちかわれた。そんな僕が、吉永さんの主演作を撮ることになるとは夢にも思わなかった。吉永さん