「鹿島がアジア勢史上初の決勝進出を決めた要因は、”神がかり”と”学習能力”」FIFAクラブ・ワールドカップ 準決勝 アトレティコ・ナシオナル-鹿島アントラーズ しかしアジア王者でも何でもない、単なる開催国枠で出場した鹿島アントラーズが、南米王者のアトレティコ・ナシオナルを3-0で破って決勝に進出するとは、いったい誰が大会前に予想できただろうか(笑)。 間違いなくその一番の要因は、まさに神がかりと言える運のよさ。マメロディ戦では前半に11本のシュートを打たれながらも無得点で抑え、アトレティコ・ナシオナルに対しても前半は実に13本、そのうち2本がゴールマウスに当たり、曽ヶ端は突然ワールドクラスのGKになって至近距離から打たれたシュートを止めまくった。 そしてトドメは、FIFA主催の大会としては初めて導入された、ビデオ判定によるPK。この場面、確かに西大伍は相手に足を引っ掛けられて倒されているの
「失われた14年から、ようやく立てた戦術のスタートライン」ロシアW杯アジア最終予選 グループB オーストラリア-日本 悲しき社畜には6時の試合開始などに帰宅が間に合うはずもなく、ハラハラしながらTwitterのタイムラインを追って結果を知ってから寂しく試合を見たわけだけど、試合の内容を振り返るには冷静になれて良いのは事実だよね。 セルジオ越後を筆頭に、日本は攻撃的なサッカーを失ってしまった、こんな臆病な日本は見たくないのでハリルホジッチ解任!みたいに息巻いている人をたくさん見るのだけど、遠藤と内田というザックジャパン時代にビルドアップの中心になっていた選手が居なくなり、それでも自分たちのサッカーをやろうとした結果がUAE戦だったわけで、そんな事も既に忘れてしまったのかよと呆然としてしまう。 選手起用についても、何で清武じゃなくて香川、右SHに小林を使ったのかと言われているが、実際に試合を見
「代表は清武のチームじゃなくて、原口のチームになりつつあるのか」ロシアW杯アジア最終予選 グループB タイ-日本 まあ最低限のノルマであった勝ち点3はゲット出来たけど、内容からすると喜びも中ぐらいかなというところだったね。よほど安堵したのか、試合直後はハリルホジッチが見たことのない笑顔になっていたけど(笑)。 日本の先発は、UAE戦から岡崎に代えて浅野の1トップ、左は清武に代えて原口、ボランチは大島に代えて山口と3人の選手を入れ替えた。おそらく狙いとしては、UAE戦では中へ中へとひたすら入り込んでドツボにハマっていた攻撃を、浅野で縦に広げ、原口で横に広げる狙いがあったのだろう。そして柏木じゃなくて山口の起用は、バイタルの管理とインテンシティの強化。で、その狙いはある程度機能できたと言えるだろう。 特に原口は、さすがにクラブでゾーン・ディフェンスの役割を果たしている通り、サイドのポジションを
今日はアジア最終予選の2戦目、タイ戦ですね。本来であれば試合を展望を書くところですが、前回のUAE戦で負けてしまったので、ジンクスを変えるためにあえて今回は書かないでおきます(笑)。 さて昨日は、先日行われた「U-12 ジュニアサッカー ワールドチャレンジ2016」の録画を見ておりました。当然、優勝したバルサが出場した試合である準決勝のヴェルディ戦、決勝の大宮アルディージャ戦を見たのですが、守備での寄せの早さは異次元クラスで全て中盤で潰され、日本の子どもたちはほぼ攻撃で何もする事が出来ませんでしたね。 守備もそうですが、彼らと日本人の間で一番大きな差があるなと思ったのは、ボールを受けてからのスピード。それは単にヨーイドンの話ではなくて、バルサの子供はちゃんと相手からの足が届かず、次のプレイに素早く移れる位置にボールをトラップしている。そして前を向いてスペースがあると躊躇なくドリブルで推進し
「天と地ほどある戦術レベルの差を1人で埋めてしまう楢崎の孤軍奮闘」J1 2ndステージ第4節 サガン鳥栖-名古屋グランパス 昨日はツール・ド・フランスが休養日だったので、久々のサッカー観戦。Twitterで、名古屋の惨状についてブログにアップして欲しいというリクエストが来たので、サガン鳥栖との試合を見てみた。 余談だが、昨日はツールでステージ優勝したペーター・サガンの名前をエントリーのタイトルに書いたら、サガン鳥栖のニュースbotに拾われてしまったので、今度は正しく拾ってもらえることを期待する(笑)。 さて名古屋だが、試合が始まってすぐにこれは戦術が全く機能してないなという事がはっきり分かってしまった。一応、守備のスタートは4-4-2の3ラインゾーンを作ってはいるのだが、DFはそこからすぐにマンマークへと移ってしまい、中盤がボールホルダーにプレスをかけても後ろがマンマークで引っ張られてしま
徹底したゼロトップ・ポゼッションサッカー、スタメンローテーションを貫き、2011年のU-17W杯ではベスト8に進出するなど目覚ましい成績を上げてきた吉武監督率いるU-16日本代表は、2015年のU-17W杯出場権をかけたアジア予選で韓国に敗れ、日本は5大会ぶりに不出場が決まってしまった。 もちろんそれ自体はバッドニュースではあるんだけど、個人的な感想だけで言えば少しほっとした部分があったりする。その理由は、「日本らしいコンセプト」を追求する事の愚かしさである。 ここ数年の日本サッカー界では、スペイン代表とバルサの快進撃によって、体格が似ている日本は彼らのようなポゼッションサッカーこそが日本の進むべき道であるとの大号令がかけられ、吉武ジャパンとなでしこジャパンの活躍、コンフェデとオランダ・ベルギー遠征でのザックジャパンの健闘によって、その傾向はますます正義だと定義づけられて来た。 ところがそ
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