治安が悪い作品が好きだ。 街中を飾る落書き、花ではなくゴミが咲き誇り、 暴力に満ち溢れ、人間をハンマー代わりに振り回す。 夜空には星々ではなく、スーパー玉出のネオンが光り輝き、その下では浮浪者が逞しく生きている。 治安は終わっていれば終わっているほど滾るし 倫理観は狂っていれば狂っているほど愛おしく 今の日本から極めて近く限りなく遠い世界であればあるほどそのギャップが美しい。 そんな僕の好みど真ん中のソシャゲがリリースされた。 『ブルーアーカイブ』である。 『アズールレーン』『アークナイツ』『Epic Seven』『雀魂』で知られるYostarの最新作であり、学園×青春×物語RPGというキャッチコピーだったので、清潔感と透明感と儚さと光溢れるきららタイム的ほんわかほのぼの平和ライフ的世界観だと思って始めたのだが、実際はまるで違った。 世紀末である。 清潔感と透明感と儚さと光溢れるきららタイ
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