(英エコノミスト誌 2010年2月20日号) 英国の輸出業者には、やらねばならない大仕事がある。一部の人は、それは英国政府も同じだと考えている。 ロシアの家庭は、エキゾチックで大胆な柄の英国製の壁紙を十分に手に入れることができない。需要はあるのだが、英国のブラックバーンで壁紙を生産するグレアム・アンド・ブラウンが説明するように、輸出信用保険がかけられないからだ。 このため同社は支払い保証を受けて3カ月ごとにロシアに売れるだけ売る――およそ500万ポンド相当――代わりに、ロシアの卸売業者から支払いが受けられないリスクを自ら負って、わずか200万ポンド相当の壁紙を販売している状況だ。 国内需要が弱く、今後数年間は政府の支出が抑制されると見られる中、英国はグレアム・アンド・ブラウンのような企業が海外で売り上げを伸ばし、同国を不況から救い出してくれることを期待している。 ポンド安という強みがあるの
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