大分涼しくなってきた。帰りがけ、図書館から本を何冊か借りてくる。村上春樹をきちんと読み直したくなったので「ねじ巻き鳥クロニクル」とか。第1部しか読んでないんだよね。あれは。 元長柾木の小説を読んでいて、どうしてこういう「仕組みが顕在化している」小説を書くかなあ、と、疑問に思った。物語のロジックが奇形的に突出していて、骨組みが露出している。小説としてはグロテスクな形だといってもいい。まあ、そのくらい「判り易すぎる」ことが重要なのかもしれないけど。仕組みを書くために物語があって、物語を書くために仕組みがあるわけではないという顛倒。もちろん、その顛倒には意図も意味もあるはずなのだけど、さて、なんだろう。最後まで読んだらもっと詳しく書く。 百物語(http://d.hatena.ne.jp/wonder88/00010101)向けに。もう秋だけど、とりあえず。 本文 /1 ぼくのアパートは丘陵地帯