タグ

関連タグで絞り込む (0)

  • 関連タグはありません

タグの絞り込みを解除

怪談に関するsasuke8のブックマーク (3)

  • 見るな - 回転図誌

    ある中学校の二年生が遠足に行った、その帰り道。 生徒たちを乗せたバスが高速道路に入ってしばらく走ったあとのことだったという。 バスの真ん中辺りの席に座っていた一人の男子が、急に立ち上がって叫び始めた。 「窓の外を見るな!絶対に見ちゃダメだ!」 周りに呼びかけるその様子があまりに必死で、一同は呆気にとられたが、なぜ外を見てはいけないのかがよくわからない。 それに見るなと言われればついつい見たくなるのが人の性というものである。 生徒たちの半数ほどが窓の外に目を向けた。 その時バスは山の中を走っていた。その、左側に見える斜面の中ほどにトタン板か何かでできた小屋が建っていた。 小屋の脇には髪の長い人影が立っていた――のだという。 時刻はすでに六時半を回り、辺りは随分暗くなっていたというが、それでもなぜかその人影はよく見えたらしい。 奇妙な点はまだあって、その人影は小屋よりも背が高かった。 小屋が小

    見るな - 回転図誌
  • 来ない母親 - 回転図誌

    以前保育園で保母をしていたUさんの話。 ある日、Yちゃんという子供だけがいつもより遅くまで残っていた。 毎日迎えに来ている母親が、その日はまだ来ていなかったのである。 一人だけ帰れずにいるためにYちゃんも心細くなってしまったようで、泣きべそ寸前だった。 遅くなるという連絡は受けていなかったので保母たちも心配していたところに、一の電話が掛かってきた。 Uさんが出てみるとYちゃんの母親である。しかしなにやら少し語気が荒い。 「あの、今日は保育園はどうかしちゃったんですか?みなさんどちらに?」 「はい?いえ、特に変わったことはありませんよ。Yちゃんもお部屋の中でお母さんを待ってますので」 「だって、私今保育園にいますけど、中に誰もいないじゃないですか!どこ行ったんですか!?」 「え?どこにも行ってないですけど……。何か勘違いされては……」 「そんな勘違いとか……。あれ?……ちょっと」 電話は急

    来ない母親 - 回転図誌
  • 花輪 - 回転図誌

    Mさんが大学生の時の話。 親元を離れて下宿していたMさんは、連休を利用して帰省することにした。 電車を乗り継いで最寄の駅に着いた時には午後四時を回っていて、日が傾いていたという。 駅から家に向かって歩いて、家がもうそろそろ見えてきそうな頃、向こう側から黒服を着た数人が歩いてきた。 どれも知らない顔だったが、どうやら喪服のようである。 ひょっとしたら、実家の近所で不幸でもあったのかもしれない。 そんなことを考えながら家が見えるところまで来ると、何やら大きなものが門の前に置いてある。 花輪だった。 思わず駆け寄ったが、白い造花で飾られた大きな円盤の中心に「弔」という文字が見える。 紛れもない葬儀用の花輪である。 しかも、下の部分には「子供一同」と大きく書かれた紙が張ってあった。 俺の家で葬式!?そんなこと聞いてないぞ!誰の葬式だよ!? 慌てて家に駆け込んだが、どうも葬儀という雰囲気はない。 そ

    花輪 - 回転図誌
    sasuke8
    sasuke8 2011/11/10
    いいなあ、この感じ
  • 1