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2007年2月15日のブックマーク (5件)

  • 幸不幸。不幸幸。幸幸幸。

    1 僕は彼女を幸せにしてあげたかった。不幸しかなかった彼女の人生を。当の幸せにしてあげたかった。 2 先月の17日。殺人事件が起きた。ある女性が交際中の同じ会社に勤めている男性を殺害するといった、平凡な事件であるように見えたので、話題にもならなかった。しかし、彼女が彼を殺害した理由が奇妙なものであったので、にわかに話題となった。その理由とは、彼が私を幸せにしようとしたから… 3 上から言われて、先月起きた殺人事件を取材することになった。なんでも彼が私を幸せにしようとしたから殺したそうだ。この仕事をして7年経つがそんな動機は聞いたことがなかった。幸せにしようとしてくれるなんて、ありがたいことじゃないか。日頃から何を考えているかわからない彼氏のことを思い出し、私はついぼやいてしまった。当に何を考えるんだか。彼も彼女も。 彼女が勤めていた職場へと行く。昼休みなので様々な会社員が昼へと向かっ

    幸不幸。不幸幸。幸幸幸。
  • Re: ■

    朝起きたら、知り合いの女の子からメールが入っていた。メールを開いてみると文には何もなし。寝ぼけてんのかな、俺。目をこすりながらもう一度メールを見る。やっぱり文は空っぽ。よくみると題名に一文字だけ「■」と入っている。送信時刻はAM6:43。寝ぼけてるのはあっちの方か。とりあえず返信しておこう。「どうしたの?」と。これでよし。 昼過ぎにまたメールが来た。「送り返さないでよ。ちなみにギリだからね、ギリ。」題名はまた「■」一文字。訳がわからない。返信しちゃいけなかったんだろうか。それにギリらしい。テリー・ギリアムだろうか。そんな略し方はじめて見た。面白いのでもう一度メールを返す。「テリー・ギリアムがどうしたの?」 すぐに返事が来る。「知らない。それより、送り返さないでって言ってるでしょ。」ちょっとへこむ。やっぱり返信しちゃいけなかったのか。理由はわからないけれど、とりあえずほっとこう。 夕方、

    Re: ■
  • 世界でただひとりの素人

    もう何も書けない。自分がつまらない人間だということをまざまざと思い知らされた。巷で人気のある文章の向こう側に作者を幻視してみると、どいつもこいつも玄人ばかりでまったくいやになる。玄人の超絶技巧と誇大妄想の片鱗をロハで味わえるなんて素晴らしい時代になったものだ。彼らが繰り出す絶妙に神懸かったパンチラの如き言説に、みな一様にいきり立ちボッコスボッコスとブクマするのには思わず恍惚。 そんな現実を直視させられた自分が何をするのかといえば、 「所詮玄人の文章なんて金をだしゃあ買えるんだよ。コンシューマに移植されたエロゲみたいなものに悶悶としながらおそるおそる有り難がって反駁するなんてぇのは馬鹿げてる。自分だったらはなっからそんなものは読まずに堂堂と金を出し、まるで客のようなツラしてさんざッぱら楽しんだ挙句扱き下ろして辱めてやらぁ」などと息巻いて、さらに言うのだ。「より重要なのは素人の呻き呟きだ。これ

    世界でただひとりの素人
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
  • 大長編『ドラえもん のび太と深層心理の怪物』

    お知らせ。 進撃の巨人他色んなの感想記事があります。記事名などネタバレ注意。 【おしらせ はてなブログも10個やってます。 読んでみて下さい。】 【PR在宅ワークで、隙間時間にお小遣い稼ぎ。マンガやテレビの感想も募集してます。】 シェアブログ1に投稿 気が付くと、そこは真っ白な空間だった。何もない。 ドラえもん、のび太、しずちゃん、スネ夫、ジャイアンが倒れている。順に気が付いていくが、誰も、そこが何処か分からない。 「のび太!どうせまたドラえもんの道具だろ!」 「し、知らないよ!僕は・・・。」 ドラえもんの道具ではなかった。当のドラえもんも、「こんな道具はない。」と言った。未来の道具を使っても、その空間が何時の何処なのか観測する事は出来ない。 日毎に空間は変容していく。そこは、のび太達が住む街と何も変わらなくなったが、ある時、しずちゃんが気付く・・・。 「私達、何日もべてないわ。それに…

    大長編『ドラえもん のび太と深層心理の怪物』