文庫版ジョジョ6部最終巻の荒木先生のあとがき ————————————————————- 第6部『ストーンオーシャン』 あとがき このあとがきのコメントは実をいうとありません。 この『ジョジョの奇妙な冒険Part6 ストーンオーシャン』でスタンド能力としては(作者自身の感覚としては) けっこう描ききった感が当時あって、アイディア的に究極に達してしまったのかな?と創作的な満足感を味わったのです。 「時間」が、どんどん人間の感覚より速くなって行って、無限に、考え得る限りの無限にーーー近づいて行く。ーーー これ以上のスタンド能力ってもうないだろう。凄いのなんて、もうないな。 アイディアは究極へ達した、そう思ってしまったのです。 「満足感」とか「達成感」という感覚は、けっこう危険な領域の感覚なのでは?と常日頃思っていて、つまり 「全てOKしちゃって、もう何もいらないや」 という状態は人間としても漫