昨日の夜どこかのテレビ局でやっていた二時間ドラマ「いっこく堂ドラマスペシャル 殺意が遅れて聞こえるから助けられない」の感想を書きたいと思います。 今更いっこく堂なんて、はっ、と斜に構えた態度で観賞を始めたぼくですが、それどころかオープニングから度肝を抜かれてしまいました。 まさしく「いっこく堂ドラマスペシャル」と赤いタイトルが映し出された直後でした。突然いっこく堂の顔がアップになり、「はいっ」と小声でつぶやいたあと、いきなり腹話術で軽快なテンポのテーマ曲を歌いだしたのです。物凄い腹話術です。「いっこく堂が歌っています」というテロップが、歌詞とは別に出されていました。 さらに、いっこく堂は次々に切り替わるシーンで走ったり柵を飛び越えたり銃を構えたりしながら腹話術で歌っていました。神業です。人形は持ってたり持ってなかったりしました。ジジイの小人みたいな人形が焼却炉に放り込まれて、焼却炉ごと爆発