タグ

2010年7月11日のブックマーク (6件)

  • 選挙に行こうではなく - 脳髄にアイスピック

    どうも世間の良識ある人々は選挙の時期になると、毎日を無為に過ごし、ろくに税も払っていない、普段ならば鼻にもかけない私のような男を捕まえて、「選挙に行け」などとしつこく言ってくるものであるが、今ひとつ釈然としないことに、彼らはどこに入れて欲しいかなどという指示はせずに、「白票でもいいから選挙に行け」などと言うのである。 ここで「公明党に一票入れてくれ」などと言って、夕のひとつやふたつご馳走してくださるというのであれば、私も「わかりました」とにっこり笑って、投票所に赴き、投票用紙に「うんこちんちん」と書いて、投票所を後にするということもできるものであるが、そうしたことを何も言われずに、ただ選挙に行けとだけ言われても、普段政治などには一切興味を持たない私のような人間は、どこに入れればいいかわからず、往生してしまい、さりとてただ白票を入れて政治に参加する姿勢を見せるというのも何か違う気がする。

    選挙に行こうではなく - 脳髄にアイスピック
  • 声/音 - 小説サイト「連載やんじのん」

    板橋区のあるアパートに男が一人で住んでいた。彼は学生でもないのにここ二ヶ月間全く働かずにいたが、それは自分が何をやりたいのかわからなかったからだった。その間、何度も新聞や雑誌やネットの情報を調べ、待遇がよさそうなものに応募しようとしたが、どうしても電話をかけることができなかった。時間が経つとともに、貯金は確実にゼロに近づいていくし、大学を出て一人前の男と見られる年齢の今になって無職でいる自分に、北海道の実家で暮らす父や母から将来への心配や非難の声が聞えてくるようで、このまま何もせずにこの状態を続けるのは辛いと感じていたが、何をやりたいのか、自分がどんな能力を持っているのか、そのどちらもが曖昧なまま、仕事の内容ではなく給料とか勤務地とかだけで決めてしまうと、ただただ時間を無駄にして終わってしまうような気がして怖かった。そのせいで求人を調べてもどれがいいのか決められなかったのだ。とりあえず、そ

    sasuke8
    sasuke8 2010/07/11
    最後まで読んでしまった
  • 神様はラムネを飲む | ブクログのパブー

    八月のある日、生後六ヶ月になる私の息子・黎が死んだ。フグ毒服用による中毒死だった。だが黎の周囲にはフグに関係する物などどこにも無かった。 不可解なこの事件について親友の北嶋伊織に相談し、真相を追い始めた私だが、関係者の証言を辿っていく内に、黎の死に至るまで次々と奇妙な「偶然」が働いていた事が発覚する。人間は生まれてから死ぬまで、全て神によって操られているのだと信じる私に、それを確信させるかの様な衝撃の真実が待ち受ける。 人が運命を感じるのは大抵、起こる筈の無い出来事が偶然起こってしまったその瞬間である。待ち合わせもしていないのに恋人と街中でばったりと出逢ってしまったり、生き別れになった親子が数十年後に再会したり、風に飛ばされた帽子が再び自分の元へと舞い戻って来たり、空に無数に散らばる星屑の中から、たった一つの星だけが選び出されるほど果てしなく低い確率。それが運命なのだと人は言う。  しかし

  • 道行く人を皆馬鹿にする女子高生3人組を見ながら思ったこと - 諏訪耕平の研究メモ

    サイゼリヤ事に行ったら隣に女子高生3人組がいた。勿論盗み聞きなどする気はなかったし、する必要もなかったのだが、聞くとはなしに内容が聞こえてきてしまった。何せ、視界に入るあらゆるものにケチをつけまくるのである。基的には窓の外を見ながら、ちょっと変わったTシャツを着ている人を見つければ、「見て見て、あのTシャツありえなくね?(笑)」。はげてる人を見つければ、「はげ発見!(笑)」。少し変わった服装の女性を見つければ、「あの人時代逆行してね?(笑)」と、とにかく否定しまくる。見た目はごく普通の、髪を染めるなどもしていない女の子3人だったので(別にギャルならさもありなんと言うわけでもないが)、少し意外な思いをしていた。 ちょっと焦ったのは、すぐ近くの男性1人の席にステーキが運ばれてきたときのこと、サイゼリヤに行ったことのある人なら分かるかもしれないが、ある種類のステーキを頼むと、ジュウジュウと

    道行く人を皆馬鹿にする女子高生3人組を見ながら思ったこと - 諏訪耕平の研究メモ
    sasuke8
    sasuke8 2010/07/11
    「社会に取り込まれる前」と「取り込まれた後」の違いのような気もする。どっちも錯覚かもしれないけど。
  • パブーで縦書き | ブクログのパブー

    パブーはとてもステキなサービスだけれども、あのPDFはちょっと残念なのよね。よその小説投稿サイトは、超キレイな縦書き明朝表示に変換してくれるところもあるというのにね。でも、きっとそのうち中の人がどこにも負けないステキな表示を実現してくださるに違いない! 期待する! とっても期待する!! 期待せざるを得ないっ!!!! でも、それまで我慢できないの~ というそんな貴方のための、パブーで好みの表示を実現する方法です。まあ、要するに、テキストを画像化して表示する方法ですヨ~♪(ウインドウズ専用) テキストファイルを画像に変換することで縦書き表示を実現させる方法の説明です。 利用するソフトの関係で、ウインドウズ専用です。 フォルダの作成方法や、拡張子が何か判ってることを前提に説明しています。 自分がやっている方法を説明しているだけなので、他にもっと良い方法があるかもしれません。 かなり手間のかかる作

  • 花を植える時は一人で六十八日目 - 回転図誌

    アナコンダから生まれたアナコンダ太郎! 日一のアナコンダ太郎! 寒村を襲った巨大アナコンダ! 村人との死闘の末、遂に斃れる巨大アナコンダ! 森の神として巫女に解体される巨大アナコンダ! 腹の中から溶けかけの元気な男の子が飛び出す! 太郎と名付けられた男の子はすくすく育ち、立派な溶けかけの青年に成長する! 村中の女子にも散々キャーキャー言われるリア充っぷりだったが、なぜか満たされぬ心を抱く太郎。 何度も見る、狭く暗い空間の夢。 そんなある日、青年は森で一匹の美しいアナコンダと出会う! 目が合ったその瞬間、恋に落ちる二人! 「おれは……君に呑みこまれる為に今まで生きてきたのだ……今度は完全に溶けて……君の一部となるのだ」 十ヶ月後、アナコンダの卵から男の子が元気に生まれる。 彼こそは――。 - 蜜柑の木にゴマダラカミキリがいた。 アゲハの幼虫もいたが写真はピンボケだったので伏す。

    花を植える時は一人で六十八日目 - 回転図誌
    sasuke8
    sasuke8 2010/07/11
    そりゃ溶けかけてるからだ!と思ったが、気づいてくれた。