西武は4日、獲得に乗り出していた中島裕之内野手(32)の代理人サイドから断りの電話が入ったことを発表した。翌5日は中島がオリックス。さらに松坂大輔投手(34)もソフトバンク入団会見。かつての投打の主軸が帰って来ず、古巣の西武にとってはまさにダブルパンチを浴びた一日となった。 「中島は阪神じゃなくて、なんでオリックスなんだよ」。「松坂はベイスターズならともかく、よりによってソフトバンクかよ」と西武ファンの誰もが思ったはずだ。 オリックスが破格契約を提示し、条件面で上回ったと言われているが、戻って来なかった理由は、それだけでもなさそうだ。中島がプロ2年目の2002年から、2軍打撃コーチとして指導した田辺監督は「ナカジは戻って来づらかったんでしょう。しかも一度ポスティングで出るといって、それがダメになって戻ってきて。翌年にFAで移籍したのに、アメリカで結果を残せなかったし」と思いやった。また、あ