アメリカ大統領選挙を11月に控え、共和党の候補者選びが始まりました。各州で党員集会や予備選挙を実施して、その獲得票数に応じ、8月の党大会に出席する代議員を誰が確保するか決めるのです。 1月3日に実施されたアイオワ州の党員集会では、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事とリック・サントラム元上院議員がいずれも25%の票を獲得しました。票数ではロムニー氏が8票上回り、「勝利」と報じられましたが、この州では代議員の数は獲得票数に比例して配分されるため、代議員数は同数。つまり差がつかなかったのです。 1月10日に行なわれたニューハンプシャー州での予備選挙では、ロムニー氏が圧勝。ロン・ポール下院議員が2位につけ、サントラム氏は5位に終わりました。 アイオワ州でのロムニー、サントラム両氏の選挙運動を取材した私としては、サントラム氏の予想外の健闘で、選挙戦はこれから面白くなるぞと思ったのですが、ニュー