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2012年4月11日のブックマーク (2件)

  • ヨーロッパ人を生み出せない欧州 EU諸国の市民は危機下で国家主義に回帰

    (2012年4月10日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 「イタリアを造った今、我々はイタリア人を創造せねばならない」。イタリアの知識人マッシモ・ダツェリオは1861年のイタリア統一直後にこう語った。現世代の欧州連合(EU)の政治家たちはダツェリオのジレンマの現代版に直面している。EUをつくった彼らは、今度はヨーロッパ人を創造しなければならないのだ。 ユーロを救うために欠かせない集団アイデンティティー 集団アイデンティティーの形成には通常、何世代もの長い時間が必要となる。だが、欧州の政治家はもう、時間という贅沢が許されていない。 EU域内に暮らすおよそ5億人の市民を説得して、自国よりも欧州に強い愛着を覚えさせることができなければ、政治家はユーロを救うために必要な措置を講じられないかもしれないのだ。 大半のアナリストは、ユーロが存続するためには、今よりはるかに大規模な欧州連邦予算と共同債(ユ

    satis
    satis 2012/04/11
    『「イタリアを造った今、我々はイタリア人を創造せねばならない」現世代の欧州連合(EU)の政治家たちは、今度はヨーロッパ人を創造しなければならないのだ。』
  • 日本の地熱エネルギー:温泉vs発電の熱い戦い

    (英エコノミスト誌 2012年4月7日号) 「清潔な身体」vs「クリーンエネルギー」 日に行ったことがある人なら誰でも知っているように、温泉での入浴には厳格なルールがある。湯船に浸かる前には身体を洗わなくてはならず、水着は禁止、そして刺青もタブーだ。しかし、温泉業界の影響力は湯船をはるかに超えて広がっている。 温泉の所有者たちは数十年間にわたって、莫大な潜在的クリーンエネルギー源である地熱の開発を封じ込めてきた。彼らは火山国の日で熱した帯水層に手を加えたりしたら、温泉が枯渇し、汚染が進み、大切なくつろぎの空間が損なわれると主張する。 しかし、日が原子力発電を失う瀬戸際にある中で、新たなエネルギー源に対する要望は抗し難くなっている。 原子炉20基分の地熱エネルギーが眠る国 東芝、三菱重工業、富士電機という日企業3社で地熱タービンの世界市場の半分以上を支配しているにもかかわらず、日

    satis
    satis 2012/04/11
    原発の代替エネルギーとして有望な地熱発電。太陽光や風力のような新たな技術開発や割高なコストといった心配はないが、「伝統的温泉文化」が立ちふさがる。日本が生まれ変わるための試金石かも知れない。