先月末、図書館好きには嬉しい一冊の本が出版されました。 ”近場でなくともわざわざ訪れたくなる図書館”をテーマに、30の図書館を紹介している『TOKYO図書館紀行』です。 図書館の”場”としての魅力を伝えるこの本について、版元である玄光社の勝山さんにお話を伺いました。 * * * -企画当初は周辺情報も盛り込むつもりでした 『TOKYO図書館紀行』を作ろうと思ったのは、図書印刷クリエイティブセンター&モッシュブックス(編集プロダクション)からの提案がはじまりです。 企画当初はグルメやアート、カルチャーなど図書館の周辺情報も盛り込み、新しい東京散策のひとつとして「図書館へ行こう」を提案する予定でした。 つまり読者ターゲットを「本好き」だけでなく「散策好き」にも拡げ、部数を稼ごうと考えたわけです。 でも、そういった内容にすると図書館自体の魅力が薄れのではないか、その図書館の周辺にどんな素敵なお店