本稿のナビゲーター 初めまして、MINI 宝塚の岩川と申します。第3世代のミニ3ドアの販売開始時からオプション・パッケージに設定されていたジョン・クーパー・ワークス（JCW）パッケージですが、最近やっとデリバリーがスタートし、ディーラーにも展示車両が入ってきました。来年にはエンジンまでチューニングされた3ドアのJCWモデルが販売されますが、現行のクーパーやクーパーSをベースにJCWスタイルにすることができるJCWパッケージはお客様から多く問い合わせをいただいています。今回は、JCWパッケージがどのようなパッケージなのか、ご紹介させていただきます。 ミニ3ドア、中古車検索（掲載数国内最大級! MINIが3000台以上） パッケージ概要 JCWには車両本体、パッケージ、アクセサリがある JCWパッケージについて説明する前に、複数あるJCWの名を冠した商品について説明しておきましょう。まず、ミニ

車世界の神聖なる競技…縦列駐車 2ヶ月ほど前にCLUB CARSでもご紹介しました、ミニの縦列駐車のギネスチャレンジ。これは、前後の車との隙間をどれくらい縮めて縦列駐車できるかという競技（?）。前回の記事では中国人ドライバーのハンさんがR56ミニで叩き出したギネス記録15cmと、翌2013年英国人ドライバー アラステアさんがフォルクスワーゲンup!で出した記録10cmの動画をご紹介しました。 ミニの15cmから、一気に5cmも縮めたVW up!の大記録に、さすがにこれ以上の記録更新はムリだろうと思われていましたが…。あの男…そしてミニは諦めていませんでしたよ。 ミニ3ドア、中古車検索（掲載数国内最大級! MINIが3000台以上） 退かぬ！媚びぬ！顧みぬ！ 約1年の沈黙を経て、ハンさんがまた「縦列ワールド」へ帰って来ました。それも新型ミニ3ドア（F56）に乗って。「今度は一桁だ。これまでと

「初めてクラシック・ミニに乗る方にオススメのクラシック・ミニを…」ということで、このBSCCリミテッドを紹介しました。高年式でトラブルの少ないインジェクションモデルですし、走行距離7500㎞の低走行車ですから安心して乗ることができます。この車両に採用されている13インチホイールはコーナーでの踏ん張りがしっかりしていて、ミニらしいスポーツテイストも楽しめます。燃費は街中で12～13㎞/L、高速では15㎞/Lくらいですね。「特別なモデルだから乗りにくいんじゃないか…」と思うかもしれませんが、ほぼノーマルの車両なので扱いにくさはありません。ただし、最近の車と違い、定期的なオイル交換や半年ごとの点検、ミッションを傷めないようクラッチをしっかり踏んでのシフトチェンジなど、古い車の乗り方を理解した上で丁寧に乗っていただきたいですね。大事に乗ってあげれば10万㎞、20万㎞とエンジントラブル無く乗れる車で

本稿のナビゲーター はじめまして、MINI 八王子の村松と申します。2014年10月に発売されたばかりのミニ5ドア（F55）ですが、従来のハッチバックのデザインでありながら5ドアになったモデルとして、今までミニに乗るのに躊躇していたお客様からも好評で、おかげさまで多くの問い合わせをいただいています。しかし、発売されたばかりのモデルのため、インターネットでは情報が限られているモデルです。そこで今回はミニ3ドア（F56）と5ドアの違い、5ドアとクロスオーバーの違いなどをご紹介させていただきます。 MINI 八王子 セールスコンサルタント主任　村松 大介さん 2012年式 クーパーS クロスオーバーを所有。以前はドイツ系商社に勤めており、ドイツ駐在時にアウトバーンでBMWを走らせたことからドイツ車に目覚める。BMWのセールスを経て2005年からMINIの販売に携わっている。柔道と合気道経験者でヘ

BMW + トヨタ提携 ロケットマンで盛り上がる両社提携。中型スポーツカー計画に進捗 「ミニロケットマンの生産が確定、パートナーはトヨタ!?」という報道で、注目を集めるBMWとトヨタの提携（2011年に環境技術、2012年6月に燃料電池車やスポーツカー開発で協力するというもの）。メインは水素でモーターを動かして走る燃料電池車のようですが、ハイブリッドを用いた中型スポーツカーの開発計画も進んでいます。この中型スポーツカー開発について、ブルームバーグ最新情報が報道されましたのでご紹介します。 400-500馬力、名称はBMW Z7・レクサスZR（スープラ）!? ただそのニュースをご紹介する前に、中型スポーツカー計画について当サイトで取り上げるのは初めてですので、簡単にご説明させていただきますね（ご存じの方は次の段落をご覧ください）。2014年6月10日に英自動車雑誌「CarMagazine」で

突然ですが、ヘッドアップディスプレイってご存じですか？ 車のフロントガラスにナビの情報などを表示させる装置のことです。2、3年前から登場しており、現在はミニやBMWをはじめ各自動車メーカーも純正オプションとして採用しています（ミニは58,000円。純正ナビ詳細解説）。まあナビ代金に＋する形でのオプションゆえにあまり人気がなく、特に必要性も感じなかった商品だったのですが…。しかしあの近未来チックなルックスは、「気になる」という方も多かったはず。もう少し実用的ならば…そう思っていたのではないでしょうか。 …でましたよ。米国IT企業が開発した「Navdy」というヘッドアップディスプレイはまさに求めていたもの！ 「コレなら欲しい！」と思わせる逸品モノでしたよ。さっそくご紹介したいと思います〜。 ナビ情報だけならいらないけど… ヘッドアップするほどでもない そもそもヘッドアップディスプレイとは、運転

海外ブログautoprojecoesが、面白い記事を掲載していますよ。BMWグループの最高級自動車メーカー「ロールス・ロイス」と「ミニ」が合体したらどうなるの？と。 エクステリアごとロールスロイスに 以前にも、ロールス・ロイスのデザイナーが作ったミニの限定モデル「グッドウッド（INSPIRED BY GOODWOOD）」というモデルはありました。ただグッドウッドはあくまでミニをベースに、インテリアでロールスロイスを再現していましたが…。この記事の写真では、エクステリア（外観）ごとやっちゃってますよ（笑）　なんだか顔だけロールスロイスになっているようで、人面岩とか人面魚のような違和感がありますね。うーん、グッドウッドは格好良かったですが、これはどうなんだろう。ただ街での注目度はスゴそうです。 内装イメージも公開 ちなみにこのブログ、外装だけではなくインテリアも公開していますよ（写真はこちら。

海外メディアMotoringFileが、ロケットマンの生産が決定したと報じましたよ。またautoevolutionも、ロケットマンがEVまたはハイブリッドで、2020年までに登場するのではないかと報じています。 ロケットマンの生産が決定！ パートナーはTOYOTA 海外メディアのMotoringFileが、ミニロケットマンの生産が確定したと報じましたよ。開発パートナーはトヨタになったようですね。トヨタの次世代iQもしくはそれに準じたものをベースとして開発されるのではないか？としています。詳細はまだまだ未定ですが、ひとまず生産決定は喜ぶべきことですよね。 利用するプラットフォーム パワートレインについて 渋滞や汚染が問題となる大都市での利用が想定されるシティカー。このためロケットマンはEVドライブトレインもしくはハイブリッドエンジンが利用されるのではないかとautoevolutionでは報じ

目次 Apple CarPlayとは？ 自動車メーカー（メルセデス、ボルボ）の発表したCarplay【動画】 ナビメーカー「パイオニア」が放つCarPlay【動画】 Apple CarPlayとは BMW、MINIも参画する Apple Car Play 2014年3月にジュネーブモーターショーにて、Apple社が発表した「Apple CarPlay（アップル カープレイ）」。「なにそれ？」という方のために簡単に説明しますと、iPhoneにある音楽、動画・地図・メッセージを車のコントローラーや「Siri（iOS向け秘書機能アプリ）」を使って操作できるシステムです。2014年7月には、Googleも「Android Auto」という同様のシステムを発表し、にわかに話題を呼んでいますね。 カーナビから、自動車OSへ これまで道案内や音楽・映像再生くらいしか求められなかったカーナビ。ただ通信技術

昨年のMINIペースマンに続き、今年はBMW i3が10ベストカーに選出！ 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催の2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーが発表されましたよ。 日本カー・オブ・ザ・イヤーには5年連続でベスト10入りしているBMWグループ（受賞遍歴はこちら。ページ内遷移）。昨年はMINIペースマンが10ベストカー入りしましたよね。今年は残念ながらMINIの選出はありませんでしたが、同じグループのBMW i3が10ベストカー選ばれましたよ（この10台の中から日本カー・オブ・ザ・イヤーが1台、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーが1台決定されます。2013-2014年ではBMW 3シリーズがインポート・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いています）。最終選考会は10月13日（月・祝）に実施されます。 2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー。10ベストカー一覧 B

輸入車全体ではやはり前年比13.9%減の144,997台（前年）となりました（外国メーカー車は12万4743台で9.1%減）。輸入車3強のフォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、BMWも5-17%減少しています。ワーゲン、BMWは台数減が多い一方、ベンツ・アウディは比較的好調ですね。ベンツはスーパーマリオを使った「GLA」のCMが話題になりましたし、アウディは「NEW A3」、「Q3」などが好調のようです。 ミニも輸入車全体が14%減少する中、5%と健闘しています。やはり新型ミニの登場が大きかったのでしょう。今月からミニ5ドアも販売開始されましたし、今期中にはジョン・クーパー・ワークスやコンバーチブルの噂もありますから後半はさらに伸びて行くでしょう。ちなみに全世界におけるBMWグループの上半期業績（「ミニ」、「ロールスロイス」含む）前年6.5%増で、過去最高の153万台になっていますね（記事

海外ではすでに販売されていた5ドア ミニ（ハッチバック）がついに日本でもリリースされました。ミニの全ラインナップの中でも絶大な人気を誇るハッチバックでしたが、3ドアであることがネックで購入に踏み切れなかった方もいたでしょう。そういう方には朗報ではないでしょうか。まだ、公式リリースが出たばかりで実車の展示はこれからですが、本日発表された情報をどこよりも早くお届けします。 ※5ドア（F55）と現行の3ドア（F56）の違いについては海外での発表データを元に下記の記事を作成しています。詳しくはそちらをご覧ください。なお、こちらの記事（MINI5ドアの詳細解説記事）でのカタログ数値は海外での発表時のモノになります。国内発表と違う数値もありますがご了承ください。 ミニ5ドア（F55）、中古車検索（掲載数国内最大級! MINIが3000台以上）

この動画は2013年に話題にのぼったので、見たことがある人も多いかもしれない。でも、知らない人向けに改めてご紹介。前回の動画紹介ではイギリス人によるローバー・ミニのスキー・ジャンプ動画だったが、今回はフランス人によるラリー仕様のクロスオーバーでのバックフリップ（空中一回転）動画だ。 チャレンジしたのはフランス人ラリードライバーのゲラン・シシェリ。何と彼はフリースタイルスキーで4度も世界チャンピオンに輝いている男だ。幾度も世界チャンピオンになった男の思考はやはり違う。スキーでどんな技でもできるようになってしまうと、「次はスキー板なんかじゃなく、車でやる！」となってしまうものらしい。 「なぜ車でバックフリップ？」、「ミニが壊れたらどうするの？」そういうネガティブな思考は一切ない。そこにジャンプ台があって、ミニもある、「じゃあ飛ぶしかない！」。ミニでバックフリップをする前に「コイツは危険だ」とい

製品化への道 2016年を目指して製品化？ 2011年のジュネーブモーターショーで発表され、大きな反響を呼んだ「ロケットマンコンセプト」。このロケットマンの市販化を2016年以降を目処に検討していると英国メディアが報じています。前回の前回の報道（2013年11月）では「製品化は考えているが…」というレベルでしたが、今回は「2016年以降…」と少し具体的な話が出ています。 BMWは「スマート」や「トヨタ iQ」の成功からコンパクトな “シティカー” に興味を持っているようで、ロケットマンの製品化案はここから来ているとか。しかし、そもそもロケットマンコンセプト製品化は2013年11月の報道でもあったように、シャシー製造の問題がありました（新型MINIのシャシーはロケットマンには大きすぎるので、小さなシャシーを作れるメーカーを探している）。この問題はどうなっているのでしょうか。 トヨタとの共同開

新型クロスオーバーやペースマンのカタログが、MINI JAPANさんの広報部より届いたばかりですが、その中にミニコンバーチブルやクーペのカタログもありました。最初は「価格とか微変更があったので”差し替えて”ね」という意味で送られて来たのかなぁと思っていたのですが…よく見ると…。 「あ、クラブマンがなくなってる」 写真左が旧カタログ、右が今回送って頂いた新カタログです。ご覧のようにクラブマンがなくなっていますね。MINI JAPANさんのウェブサイトでも現行モデル終了が告知されていましたが、いよいよ本格的に次期クラブマン（F54）の販売体制が整いつつありますね。 一部海外メディアの報道では2015年3月の「ジュネーブモーターショー」でデビューとされていますが…もしかするともう少し早くなんてこともあるのでしょうか。MINI 5ドア（F55）の納車が11-12月頃という話もありますから、「次期ク

これはイギリスのBBCの自動車番組「Top Gear」で2006年に放送されたTV映像。1977年から放映されている老舗TV番組なのだが、真面目な企画はほとんどなく、イギリス人らしいユーモアが満載の自動車番組だ。 この企画はミニをスキー場のジャンプ台から飛ばせてみようというモノなのだが、クラシック・ミニ後部に搭載した巨大ロケットでジャンプ台を滑走するため、車は何でも良かったんじゃないか、と思う。イギリス車の象徴であれば他のメーカーでも良かったのでは…いや、軽量、コンパクトなミニで無ければ、あれだけのジャンプはできなかったはず！　ミニだからこそ、スキージャンプであれだけ美しい放物線を描けたのだ！！ しかし、BBCはイギリス国営放送（日本のNHKみたいなTV局）なのに、よくこんなおバカな企画ができたものだ。Top Gearでは他にも「迫りくるミサイルから車で逃げ切れるか」などの素敵な企画が放送

クロスオーバーで日本初導入 ミニは以前よりディーゼルエンジン搭載モデルを開発・販売していましたが、日本導入を行っていませんでした。ただ2014年9月にマイナーチェンジで登場したクロスオーバーにディーゼルエンジン搭載モデルが登場しています。ちなみに、燃費はガソリンモデルと比べて120%以上アップしています。ただし一般的にこれらクリーン・ディーゼル車は、ミニにかぎらずガソリン車よりも販売価格が高い傾向にあります。これはディーゼルエンジンの方が燃料の爆発力が強く、頑丈なエンジンが必要なこと、効率の高い燃料噴射が必要なため燃料噴射装置の構造が複雑なためです。この価格差はガソリン車以上の燃費の良さがあるため、ある程度の走行距離を走れば取り戻せるでしょう。上述のクロスオーバーであれば、おおよそ2万キロ程度（2014年10月現在）の走行で元が取れ、それ以降はガソリン車よりも燃料費が安くなっていく計算です