小沢一郎民主党元代表(68)(起訴)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、同法違反(虚偽記入)に問われた同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(37)ら元秘書3人の初公判は7日午後も東京地裁(登石郁朗裁判長)で続けられ、石川被告と、後任の池田光智被告(33)の弁護側の冒頭陳述や証拠調べなどが行われた。 弁護側は、石川被告が保釈後の再聴取の模様を録音した記録を基に、取り調べで検事の誘導があったとして、「供述調書には任意性も信用性も認められない」と主張した。 石川被告側は、同会が2004年10月に購入した土地の登記を05年1月にずらし、05年分の支出として政治資金収支報告書に記載した理由について、「民主党代表選が行われる可能性があり、高額な土地取得が明らかになると、マスコミに騒がれ、小沢元代表の出馬に影響があると考え、公表を1年先延ばしにしようとした」と説明。登記に合わせて記載すれば