2024年11月27日のブックマーク (1件)

  • ポスト『ハーモニー』時代の医療ディストピアSF――韓松『無限病院』書評先行掲載(評者・鯨井久志)|Hayakawa Books & Magazines(β)

    なんだかよくわからないけどとにかくすごい、圧倒される、高熱が出たときの悪夢みたい、病院に対して「イヤだな」と思うことの全部載せ――など、たいへんご好評をいただいております、韓松『無限病院』。 欄では、現役医師でもある翻訳家・鯨井久志氏による書評を掲載いたします。SFマガジン2025年2月号(12月25日発売号)の「SFブックレビュー」先行掲載となります。 ポスト『ハーモニー』時代の医療ディストピアSF 鯨井久志 医学の進歩はめざましい。いまや各種検査によって病気の早期発見が可能となり、手遅れになるまえに医療が介入するようになった。「予防医学」という概念も打ち出されている。だが一方で、医学の父権主義パターナリズムが問題となる。医療の専門家たる医者と患者のあいだには、どうしても知識の差が生まれてしまう。それゆえ、患者の意思や決定権はないがしろにされがちになる。 韓松が作で描く未来世界は、そ

    ポスト『ハーモニー』時代の医療ディストピアSF――韓松『無限病院』書評先行掲載(評者・鯨井久志)|Hayakawa Books & Magazines(β)