なおもパソコン用ディスプレーの主流は4KではなくフルHDだ。 21〜24型のフルHDディスプレーを複数台そろえマルチディスプレー環境を構築する人は以前から多く、そのトレンドは今も大きくは変わっていない。東京・秋葉原のパソコンパーツショップに話を聞いてまわると、その理由は大きく分けて2つあるようだ。 ひとつはコストの高さだ。ディスプレー自体の価格差もあるが(フルHDなら1万円強で買える場合もある)、特に4Kでゲームを快適を操作するには、パソコンに非常に高い性能が求められる。単純計算で4K画面はフルHDの4枚分にあたる。 フルHD1枚に比べて4倍の情報量が必要になるため、リアルタイムで映像を作り出す3Dゲームなどでは相当にハイスペックなパソコンでないと描画が追いつかなくなる。 「最高画質設定でプレーする場合、フルHDでもハイエンドのグラフィックボードが必要になるゲームタイトルは少なくありません