歯茎から血が出るというのは、特別珍しいことでもなく、きっと誰でも体験したことがあることだと思います。 時々起こる一時的な出血ならば、大して問題ないケースがほとんどですが、頻繁に出血する、血が止まりにくい、という場合にはちょっと注意が必要です。 歯茎の出血を起こす原因 歯茎から出血している場合、その原因のほとんどは歯周病です。歯周病は子供や若い人によく見られる歯肉炎、中年以降に見られる歯周炎に分けられますが、いずれの場合でも出血しやすくなるという症状が起こります。 ちなみに、歯肉炎と歯周炎には次のような違いがあります。 歯肉炎 炎症は歯茎のみにとどまっている状態で、骨の破壊は見られない。子供や若者に多い。 歯周炎 感染が広がり、歯茎だけでなく歯を支えている骨にも影響が現れ、破壊されてしまう。中年以降に多い。 また、女性は、ホルモンバランスの変化により、歯周病にかかりやすくなる期間があります。