日本を代表するインターネットサービス「Ameba」の会員数が今年7月、ついに1,000万人を突破した。04年のサービス開始後、5年近くを費やし、09年4月に会員500万人を達成した。それからわずか1年あまりでユーザー数を2倍に増やしたことになる。 原動力の一つに考えられるのは、09年2月に「Ameba」に実装された、ブラウザ内で動くアバターを使ったコミュニケーションサービス「アメーバピグ」だ。Javaプラットフォームを使ったこのサービスは一見、シンプルな動きに見える。だが、大勢のユーザーが同時にアクセスする動的コンテンツをスムーズに、しかも低コストで処理するのはきわめて難しかったという。その壁を突破することを可能にしたのは、エンジニアの持つ創造性と技術力だった。 「当社はインターネット広告代理事業というイメージが強いのですが、既に売上構成比の半分はインターネットメディア事業によるものであり