【サンパウロ時事】ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の1次リーグで敗退したウルグアイ代表選手2人が熊本市内の飲食店で暴れ、従業員を負傷させるなどした問題で、同国のラグビー協会は16日、時事通信の取材に対して「全くもってささいな出来事であり、その場で解決した」との認識を示した。 協会責任者は「われわれは(事件が)報じられていることに大変驚いている」と強調。「選手は全員帰国しており、日本で彼らに対する告訴はなされていない。協会もこれまでのところ正式な苦情は受けていない」と説明した。その上で「もちろん出来事を調べ、関係者に責任があれば規律委員会に諮る」とも述べた。 ウルグアイ代表の選手やチーム関係者は14日未明、熊本市中央区の飲食店を訪問。うち2人が男性従業員にタックルしたり、備品を壊したりした。選手らは熊本県警から事情聴取を受けた後、離日した。店側は熊本中央署に被害届を提出している。