「図鑑」じゃなくて、びっくりした! では、何なのかーー。著者は否定するでしょうが、子どもたちの語りを継ぎはぎして作り上げた「僕たちの考えた胎内記憶ストーリー」だと感じました。 いまや図鑑といっても、精度も内容も多種多様。生き物や乗り物などを分類し、正確な写真や図とともに解説されるスタンダートなものから、中年男性などといったカテゴリーの人物レポートをズラリと並べる読みもの的なもの、または解説は最小限に写真が中心となったものもあり、いろいろな「図鑑」が出回っています。 しかし絵本作家のぶみ氏の新作『胎内記憶図鑑』(東京ニュース通信社)は、子どもたちの語りを“いい話ふう”に組み立てた、悩める母たちをターゲットにしたファンタジーストーリー。図鑑の要素をドコに見出せばいいのか、よくわかりませんでした。 と、しょっぱなから失礼しました。 音声SNSであるclubhouseで「胎内記憶教育協会の人より僕
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