日本体操協会の新理事に就任した体操男子で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪個人総合2連覇の内村航平氏(34)が25日、東京都内で役員改選が行われた評議員会と臨時理事会にオンラインで出席し、大会運営に苦言を呈した。 【写真】女子決勝の平均台演技で着地に失敗し、うずくまる山口幸空 4月の体操全日本個人総合選手権女子決勝で、競技中の選手にインタビューが行われたことについて、内村氏は「選手は試合が終わるまで集中しているので、良くない。2人がけがをした。それが原因ではなかったとも言い切れない」と述べた。 競技中のインタビューは新たな試みで、予選上位選手が対象。首位の山口幸空(米田功ク)と3位の山田千遥(ミズトリスポーツク)は競技中に左膝を痛め、前十字靱帯(じんたい)断裂などのけがを負った。協会によると、ファン拡大が目的で選手の承諾を得ていた。