ビンラディン容疑者の元警護調整役で、現在はタリバンの捕虜委員会で活動するアミン・アル・ハク師=2021年8月上旬、松井聡撮影 2001年9月の米同時多発テロの首謀者で国際テロ組織アルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン容疑者(11年、米軍が殺害)の元警護調整役で、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンのアミン・アル・ハク師が毎日新聞のインタビューに応じた。タリバンは公式にはアルカイダとの関係を否定しているが、ハク師は「タリバンはどの組織からも支援を必要としている」と述べ、両者のつながりが現在も継続していることを示唆した。 タリバンが首都カブールを制圧して政権を掌握してから22日で1週間。国際社会ではタリバンの復権でアフガンが再び「テロの温床」になるとの懸念が強まっているが、ハク師の発言はこれを裏付けるものとなりそうだ。 タリバンがカブールに迫りつつあった8月上旬、ハク師は取材場所を伏せる条件