【イスタンブール時事】パレスチナのイスラム組織ハマス最高指導者ハニヤ氏が訪問先のイランで殺害された経緯を巡り、情報が交錯している。 【写真】ドーハのモスク(イスラム礼拝所)で行われたイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏の葬儀 イランは、空爆で殺害されたと主張。一方、複数の米メディアは、ハニヤ氏が滞在した部屋に事前に仕掛けられた爆発物が遠隔操作で起爆したと報じた。決定的な物証が示されず、真相は謎に包まれている。 ハニヤ氏は7月30日に行われたイランのペゼシュキアン大統領の就任宣誓式に出席するため首都テヘラン入り。最高指導者ハメネイ師らとの面会を終えた後、精鋭軍事組織「革命防衛隊」が管理する市北部の宿泊施設で翌31日未明に死亡した。施設は厳重に警備され、ハニヤ氏の過去のイラン訪問でも使われたという。 米紙ニューヨーク・タイムズは1日、複数の当局者の話として、約2カ月前にひそかに爆発物が施設へ