● 9月の大洪水をきっかけに 親中国のパキスタンが米国に接近 アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が、9月26日に首都ワシントンでパキスタン外相のビラーワル・ブットー・ザルダリ氏と会談した。 ブリンケン国務長官は洪水による被害を受けたパキスタンへの支援を約束すると同時に、中国に対してもパキスタンが負っている債務を軽減するように呼びかけている。パキスタンでは9月に大洪水が発生して国土の実に3分の1が水没し、死者は1600人にものぼり、700万人以上が避難する壊滅的な被害を受けている。 ブリンケン国務長官は5600万ドル(約80億円)の人道支援のほか、航空機17機分の物資など、長期にわたるパキスタン支援を表明している。 反米色の強かったカーン前首相が辞任したあとの7月6日に、両国外相は電話会談を行って、パートナーシップの強化を確認している。 パキスタンはこれまで、中国からの援助を最も受けて
(CNN) パキスタンを襲った記録的な洪水で、インダス川下流の南部シンド州に幅100キロほどの大きな湖が出現したことが、新たな衛星画像で明らかになった。 【映像】「海さながら」の洪水被害、必死の救出活動続く 米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星に搭載された光学センサー「MODIS」が28日にとらえた画像と、昨年の同じ日の画像を比べると、川が細く流れる農地だった部分が巨大な湖と化していることが分かる。 パキスタンは6月半ばから史上最悪規模の豪雨に見舞われ、死者1162人、負傷者3554人、被災者は3300万人に上っている。シンド州と隣のバロチスタン州では、雨量が平年の6倍に達した。 モンスーン・シーズンと呼ばれる雨季に入ってから、今年はすでに1961年の観測開始以来、最大の雨量を記録しているが、雨季はこの後さらに1カ月続く。今後数日は乾いた天気が続く見通しだが、専門家によれば、水が引くまで
【8月30日 AFP】パキスタンで6月から続くモンスーン(雨期)の洪水で、同国の国家防災管理局(NDMA)は29日、死者が1136人に上ったと発表した。シェリー・レーマン(Sherry Rehman)気候変動相は、国土の3分の1が水没しており、「想像を絶する規模の危機」が生じていると述べた。 NDMAによると、北部の山岳地帯では河川の増水により道路や橋が流され、数百の村が孤立しているため、死者数は増加する可能性がある。今年の洪水では人口の7分の1に当たる3300万人以上が被災しており、2000人以上が死亡する過去最悪の被害が出た2010年に匹敵する規模となっている。 レーマン氏はAFPに対し「辺り一面が一つの大きな海になっている。水をくみ出す陸地がない」と説明。甚大な経済損失が生じていると語った。 政府は非常事態宣言を発令し、国際社会による支援を要請。28日には、トルコとアラブ首長国連邦(
パキスタン・ペシャワルの南35キロの部族地域ダッラ・アダムケールで、拳銃を製造する銃職人(2016年6月6日撮影)。(c)AFP/A MAJEED 【1月1日 AFP】パキスタン最大の銃のブラックマーケットがある同国北部の町では、映画の効果音のように銃声がこだまする。そこでは鉄くずから手作りされたカラシニコフ(Kalashnikov)銃などが、産業規模でスマートフォンより安価で売られている。 ペシャワル(Peshawar)の南約35キロに位置する丘に囲まれた町、ダッラ・アダムケール(Darra Adamkhel)は、何十年もの間、犯罪の中心地だった。密入出国業者や麻薬の運び屋はもちろん、盗難車から大学の偽造学位まで、あらゆるものが調達できた。 数世代にもおよぶ違法な武器などの取引は、かつてムジャヒディン(イスラム聖戦士)がアフガニスタン戦争で旧ソ連と戦うために、穴だらけの国境を越え同町で武
イスラマバード(CNN) パキスタン北部カイバル・パクトゥンクワ州で、16歳の少女が知人の駆け落ちを手助けしたとして、部族会議の命令で惨殺される事件が起きた。 同州アボタバードの警察によると、少女は首を絞められて毒を飲まされ、ワゴン車に縛り付けられて生きたまま火を付けられた。警察は殺害にかかわった容疑で十数人を逮捕した。 調べによると、少女は近所に住む女性とその恋人の男性の駆け落ちに手を貸したとされる。4月22日の駆け落ちを受けて15人の委員による部族会議が開かれ、少女に対する「名誉殺人」の命令が出された。 警察によれば、駆け落ちした2人は居所を突き止め、今は安全な場所にいるという。逮捕された容疑者は対テロ裁判所に起訴される。 パキスタンの独立機関、人権委員会によれば、同国で親族によって殺害された女性は昨年だけでおよそ1100人に上る。 名誉殺人を告発したシャルミーン・オベイドチノイ監督の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く