警察庁長官の中村格(いたる)氏(59)が、9月27日の安倍晋三元首相の国葬後に辞職するという。実質的には、安倍元首相を銃撃から守ることができなかった件での更迭と見られる。官邸に寄り添うことで出世の階段を駆け上がってきた“スーパー官僚”のこれまでを振り返る。 【写真】逮捕状を握り潰した当時、刑事部長だった“中村格”氏 現在は警察庁長官を務める *** 「昨年9月に警察庁長官に就任した中村氏は、1年半ほど務めた後、次長を務める同期の露木康浩氏(58)にバトンを渡すことが既定路線とされてきました。しかし、今回の銃撃事件を受けて、その任期が短くなりそうです。具体的には9月27日の国葬を見届けた後、しかるべきタイミングで辞任するということです」 と、社会部デスク。 「警察庁は銃撃事件に関する検証を進めており、その報告が8月にまとまりますが、中身に関係なく辞めることは決まっているようです。銃撃事件を受
「NHK NEWS WEB」は7月12日、「安倍元首相銃撃 警察庁長官『ざんきに堪えない』 進退明言せず」との記事を配信した。 【写真】警察官僚ならではの雰囲気のある栗生官房副長官と逮捕状を握り潰された伊藤詩織さん *** 安倍晋三元首相(享年67)が7月8日に殺害され、警察庁の中村格長官(59)は12日、事件後初となる記者会見に臨んだ。記事から発言を紹介しよう。 《「安倍元総理が銃撃を受けて亡くなるという重大な結果を招いたことについて、警察として警護警備の責任を果たせなかったものと極めて重く受け止めている。警察庁長官としてざんき(編集部註:慚愧)に堪えない」》 元首相が凶弾に倒れるという重大事件が起きてしまったことに、中村長官は《警察庁長官としての責任は誠に重いと考えている》と述べたが、《私が果たすべき責任》として、 ◆警護警備の問題点を早急に洗い出し具体的な対策を検討 ◆このような重大
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