鳩山法相が不在のため福田康夫・首相(中央)の右に座って談笑する冬柴鉄三・国交相(左)。居酒屋タクシー対策として、チケットの禁止令を出した=13日午前8時59分、国会(酒巻俊介撮影) 中央省庁の職員が深夜帰宅時に利用するタクシーの運転手から金品を受け取っていた問題で、冬柴鉄三国土交通相は13日の記者会見で、国交省本省職員のタクシーチケット利用を今後2カ月間試験的に中止することを明らかにした。深夜残業を抑制し、やむを得ない場合は職員が料金を立て替え、後で精算する。 国交省独自の対応。国会審議が事実上終了し、国会議員からの質問に対応する「国会待機」などの必要がなくなるためチケット使用中止の試行を決めたたという。 中央省庁では、深夜にチケットを使用して帰宅する際にビールや現金などの提供を受けていたことが相次いで発覚。福田康夫首相は「国民から疑念を抱かれるようなことは一切、すべきでない」と批判してい