柔道競技は3日(日本時間4日)に終了し、日本は金3、銀2、銅3と計8個のメダルを獲得した。一方で初日から〝疑惑の判定〟が続出。銀メダルだった最終日の混合団体決勝フランス戦では、代表戦の階級決定をめぐり〝疑惑のルーレット〟騒ぎまで起きて大きな波紋を呼んだ。選手たちの奮闘をよそに揺れに揺れた今大会を、バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏(56)が総括した。 【写真】日本の命運を分けた?混合団体〝疑惑〟のルーレット 男子60キロ級準々決勝で永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)は、「待て」がかかった後に絞め落とされて一本負けで大騒動に。これを皮切りに女子52キロ級の阿部詩(パーク24)、男子73キロ級の橋本壮市(同)、90キロ級の村尾三四郎(JESグループ)、100キロ級のウルフ・アロン(パーク24)らが敗れた試合でも微妙な判定が相次いだ。 さらに混合団体決勝で日本とフランス