虎の扇の要に求められるものは――。国内FA権を行使せず残留を表明していた阪神・梅野隆太郎捕手(30)が7日に契約交渉に臨み、3年契約の年俸1億6000万円でサインした。球団側から「梅野なくして優勝はない」と言われたと明かし「意気に感じてやっていきたい。最後は気持ちよく決断した」とスッキリした表情で話した。 【写真】謎の外国人に飛び蹴りを食らう梅野 残留か、FAか。決断に至るまで「いろいろと考えたときもあった」と言う。今季は出場130試合ながらヤクルト、巨人とのV争いが佳境を迎えた今季ラスト11試合は先発マスクを坂本誠志郎(28)に譲った。投手との共同作業とはいえ、その間のチームは6勝2敗3分け。2失点以内が9試合、うち3試合は無失点で矢野監督の決断は「吉」と出た。 今年の梅野は日本代表にも初選出され、東京五輪の金メダル獲得にも貢献。球界を代表する捕手がケガや故障でもなく、最も大事な時期に控
阪神タイガースは3日、梅野隆太郎捕手が、フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留することになったと発表した。 【2021-2022年版】阪神タイガース 現役引退 戦力外通告 自由契約 退団選手一覧 梅野は、福岡工大城東高、福岡大を経て、2013年ドラフト4位で阪神に入団。現在30歳。阪神の正捕手として活躍し、2018-20年にはゴールデン・グラブ賞にも輝いている。11月14日に国内FA権の今季取得者として公示され、その去就に注目が集まっていた。 〇梅野選手のコメント 「今年あと少しのところで優勝を逃して本当に悔しい思いをして、やっぱりこのチームで優勝したい。その思いが一番でした。今のチームは年齢的にも若いチームで、絶対にこれからもっと強くなっていきますし、その中心でタイガースを引っ張っていきたいという思いです。本当にこのメンバーとこれからも野球をしたい、みんなと優勝したいという思いで残
FA権を取得した選手たちの動向は、チーム編成に大きな影響を及ぼす。 広島はエース・大瀬良大地、今季最多勝の九里亜蓮の動向が注目されたが、球団が全力で慰留したのに加えて佐々岡真司監督も両投手と会食するなど熱意を見せた。共に残留を発表して広島ファンを喜ばせた。首位打者を獲得するなど卓越した打撃技術を誇るDeNA・宮崎敏郎も6年の長期契約で残留が決まった。 その一方で、阪神の正捕手・梅野隆太郎の去就が不透明だ。 ■シーズン終盤の起用法で溝? 育ててもらった阪神に対する愛着も強いことから、メディア関係者の間では「残留するだろう」という見方がシーズン中から強かったが、雲行きが怪しくなっている。 今季は130試合出場で打率.225、3本塁打、33打点。規定打席最下位の打率だったが、得点圏打率.321と勝負強い打撃で首位を快走した前半戦はチームを攻守で牽引した。だが、シーズン終盤は坂本誠志郎にスタメンマ
今季はセ・パ両リーグともに激しい優勝争いが繰り広げられているが、ストーブリーグにも興味が移ってくる時期にもなった。今シーズン終了後は複数の目玉FA(フリーエージェント)選手がいるが、最も熱い視線が注がれているのが広島・大瀬良大地と、阪神・梅野隆太郎の2人だ。ともに残留の可能性が高いとも見られているが果たして……。 【写真】“驚くほど美しい妻”と米メディアで話題になったマー君の奥様はこちら(他7枚) 「(今季は)両リーグともに面白いシーズンです。東京五輪があり、大谷翔平(エンゼルス)も大活躍。NPBの人気も心配されたが、かつてないほどの混戦状態で盛り上がっている。関係者の間では優勝争いの話題で持ちきりのように思われるが、実はそれだけではない。今オフ移籍市場の話題が既に出始め、様々な予想が繰り広げられている。話の中心は大瀬良と梅野です」(在京テレビ局スポーツ担当) 大瀬良は13年のドラフト1位
勝利を収めた後、グラウンドに一礼。ベンチに下がるとき梅野隆太郎は客席に向かってサラリと手を振っていた。ファンへの気配りが自然に出る。チームや選手のいいところばかり書く気はないけれど、やはりナイスガイだと思う。 誤解を恐れずに表現すれば“阪神らしくない選手”とでも言おうか。12球団でも人気が高く、熱いファンの多い阪神。選手側からすればうれしいけれど気を使うことも多くなる。行動はもちろん、発言も慎重にならざるを得ない。ネット社会でもあり、普段の振る舞いからピリピリする。 取材に対するコメント1つにしてもいまひとつ面白くなくなる。状況を分かっていない2軍選手の間は結構、面白かったのに1軍に上がるとおとなしくなるケースを見てきた。いわゆる「悪目立ち」をしたくないのだろう。その段階を突き抜け、思ったことを話せるようになるには長い経験が必要なようだ。 その点、梅野は新人時代から今に至るまで、ごく普通に
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