事件から8年を経た津久井やまゆり園 2016年の障害者殺傷事件から8年。今年も7月26日には津久井やまゆり園に多くの人が追悼に訪れた。私はあいにく本業の月刊『創』(つくる)の校了とぶつかって7月26日には同園に足を運べなず、映像制作者の澤則雄さんに撮影してもらったのが、ここに掲げた写真だ。 7月26日、津久井やまゆり園正面(澤則雄さん撮影) 障害者の問題に何らかの形で関わっている人にとっては、到底忘れることはできない事件だ。7月26日には大勢の人が献花に訪れるが、それ以外にも毎月、26日に訪れて手をあわせている人たちもいる。やまゆり園元職員の太田顕さんら「共に生きる社会を考える会」もそうした活動を続けており、7月26日にはやまゆり園の追悼式と別に「犠牲者を偲ぶ会」を同日午後、地元の千木良公民館で開催した。 また翌27日にはやまゆり園元入所者家族も参加している「津久井やまゆり園事件を考え続