看護師による入院患者への暴行事件が起きた東京 八王子市の精神科病院「滝山病院」について、第三者委員会が調査報告書を公表し、虐待が早期に発覚せず、改善されなかった原因として、事前通知をしたうえで行う行政の検査の不備を指摘しました。 東京 八王子市の精神科病院「滝山病院」ではことし2月、入院患者への暴行事件が発覚し、これまでに看護師ら5人が略式起訴されていて、都はことし4月、病院に改善命令を出しました。 これを受け、弁護士でつくる第三者委員会が職員や患者、それに患者の家族などを対象に調査を行い、18日結果を公表しました。 それによりますと、略式起訴された5人のほかに看護師2人が、患者の首を絞めたり、頭をたたいたりするなどの暴行を行っていたことが認められたということです。 また、 ▽医師の指示のない違法な身体拘束が日常的に行われていたほか、 ▽入浴前の患者を裸に近い状態で廊下を歩かせるなどの不適
「滝山病院事件は、単なる精神科病院の患者虐待事件ではなく、医療・福祉行政が絡んだ構造的な問題がある」と指摘し、「私自身も、同病院がなくなっては困る医療・福祉システムの片棒を担いでいる」と吐露する斎藤正彦さん=沢田石洋史撮影 精神科病院のスキャンダル 日本放送協会(NHK)の「NHKニュース7」は2月15日、東京都八王子市にある精神科病院「滝山病院」で、患者への暴力の疑いにより複数の看護師が警視庁の捜索を受け、そのうち1人が逮捕されたと報じました。 続いて同月25日にNHK教育テレビジョン(Eテレ)で放送されたのが、ETV特集「ルポ 死亡退院~精神医療・闇の実態」です。このドキュメンタリーには、滝山病院の看護師が患者さんを罵倒したり威嚇したりする様子や、患者さんの人権をないがしろにした院長や看護部長の会話を記録した動画が含まれていました。 映像を見る限り、逮捕された一看護師の非行とは思えず、
「患者を殴り『しゃべるな黙ってろ』」八王子・滝山病院の“おぞましい実態”が明るみに出るまで から続く 【画像】「死にたくない」と話した直後に“謎の死”を遂げた男性患者(46) 「ここね、人が人を殺すとこなんです。僕を助けてください。お願いします。僕は死にたくないんです」 東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」にて、患者からのSOSで支援を行っている弁護士による告発で、看護師による患者に対する暴行が常態化していた疑いが浮上した。50代の男性看護師1人が逮捕され、他に3人の看護スタッフが捜査対象になっている。 一連の報道は、2月15日にNHKが「ニュース7」で「スクープ報道」して先行した。NHK報道は、ドキュメンタリー班の2人のディレクターが1年がかりでこの病院について取材した内容をベースにしたニュースだった。 この「スクープ報道」の集大成といえるドキュメンタリーの内容とその後の反響を確認して
東京・八王子市の精神科病院『滝山病院』で、看護師1人が入院患者に暴行した疑いで逮捕された事件で、今回初めて、病院側の言い分が明らかになりました。 民間の精神科病院を束ねる組織のトップ・日本精神科病院協会が聞き取り調査を行いました。対応したのは、朝倉重延院長ら病院幹部です。 日本精神科病院協会・平川淳一副会長:「院長に今回のことを聞いたら『寝耳に水だ』と。『一生懸命やってきたのに、どうしてこうなったか驚いている』と。他人事みたいに聞こえたので、頭にきまして『そういう考えだからダメなんじゃないか』と強く申し上げた。『自分としては、恒常的な暴力や虐待はあってはならないと思ってきたので、そういう事実はない』と言っていた」 看護師や准看護師は175人のうち、9割以上が非常勤です。非常勤の多さが背景にあるとみています。 日本精神科病院協会・山崎學会長:「個人的なストレスとかがあって、いわゆるキレちゃっ
東京都八王子市の精神科の病院「滝山病院」で患者に暴行を加えたとして50代看護師の男が逮捕された事件。この滝山病院では、職員が患者に対して日常的に暴力・虐待を行っていたことが報じられています。 そして、ネット上ではこの滝山病院の院長が、かつて患者40名の不審死で問題となった「朝倉病院事件」の朝倉重延院長ではないかということが話題になっており、滝山病院に入院したら最後、死なないと退院できないとの書き込みなども多数存在します。 朝倉病院精神科事件について調べていくと、当時の院長、朝倉重延の狂気も見えてきますので紹介していきます。 朝倉重延院長の経歴「滝山病院」 朝倉病院精神科事件では40名以上の患者が非人道的な行為によって命を落としていることがわかっていますが殺人事件などにはとわれることがなくその後の経歴についても調査してきました。 これほどの残虐な事件であるが、病院がつぶれたのは不正請求による
精神科病院「滝山病院」(東京都八王子市)の看護師が患者への暴行容疑で逮捕された事件について、加藤勝信厚生労働相は28日の閣議後会見で、「精神保健福祉法以外の法令違反がないかも含めて厳正に対処していきたい」と述べた。同病院に立ち入り検査した東京都と連携し、実態把握を早期に行う考えを示した。 【写真】閣議後、取材に応じる加藤勝信厚労相=2023年1月27日、首相官邸、上田幸一撮影 滝山病院をめぐっては、朝倉重延院長が過去に院長を務めていた精神科病院で、診療報酬の不正請求をしたなどとして、保険医療機関の指定を取り消されていたことが明らかになった。加藤氏は、過去の処分について、「個別の事案であるから(回答は)差し控えさせていただく」と述べるにとどめた。 加藤氏は「精神科病院にあって患者に対する虐待など人権侵害はあってはならない」とも指摘。事件を受けて2月17日には、全都道府県に対し、虐待が強く疑わ
看護師が暴行の疑いで逮捕された精神科病院『滝山病院』に、東京都は“抜き打ち”で2回目の検査に入りました。内部告発で指摘されている違法な疑いのある身体拘束についても調べたといいます。 滝山病院を運営する医療法人社団の理事長が、取材に応じました。 医療法人社団『孝山会』朝倉孝二理事長:「(Q.“日常的に暴行があった”と指摘もあるが、理事長として把握していたか)全く把握していないです。(Q.被害者や被害者の家族に対してコメントはあるか)弁護士と相談してからコメントさせてください。(Q.“違法な身体拘束”も指摘されていますが、理事長としては把握しているか)全く把握してないです」 東京都は、病院の運営体制を含めて調査しています。
記者会見で説明する日本精神科病院協会の山崎学会長(右)と平川淳一副会長=2023年3月3日午後5時1分、東京都千代田区、松田果穂撮影 東京都八王子市の精神科「滝山病院」の看護師が2月、患者への暴行容疑で逮捕された事件で、全国の民間の精神科病院でつくる「日本精神科病院協会」(山崎学会長)が3日、都内で会見を開き、朝倉重延院長らへの聞き取り調査の結果を公表した。 【写真】事件が起きた滝山病院=2023年2月25日、東京都八王子市犬目町、比嘉展玖撮影 会見によると調査は1日に実施し、朝倉院長らが院内で応じた。看護師らによる暴行の映像が公表され、医師の指示がないとみられる患者の拘束などが指摘されたが、朝倉院長は一連の行為について、「寝耳に水だ」と話したという。 退院患者に占める「死亡による退院」の割合(死亡退院率)の高さについて、滝山病院側は「他で受け入れられない合併症の患者を多く受け入れているた
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「もうつらい思いをしたくないです」 泣きながら訴える患者の映像。 病院の職員に殴られたり縛られたりしたと明かしていました。 別の映像には医療スタッフと見られる人物に殴られ「怖い、怖い」と訴える患者の姿も。 東京・八王子市の精神科の病院「滝山病院」に、都は24日の早朝に抜き打ちで2度目の立ち入り検査を実施。 一体、病院で何が起きているのでしょうか。 映像に患者暴行の様子が…警視庁が病院を捜索 [映像のやりとり] 患者:おーい。 職員:何?「おい」ってなんだよ。「すみません」だよな。口の利き方に気をつけろよ。 患者:痛い、痛いよ。 病室内で黒っぽい服を着た医療スタッフとみられる人物が、横たわる患者の頭を繰り返しベッドに押さえつける様子が。 別の映像では、消灯後とみられる薄暗い病室の中を、医療スタッフとみられる男性が奥のベッドで声を出していた患者のもとまで歩いていくと…。 「うるせえよ。みんな寝
入院患者への暴行の疑いで看護師が逮捕された東京・八王子市の精神科の病院について、患者を支援している弁護士が17日記者会見を開き、「院内での映像や音声から少なくとも10人以上の職員が暴行や暴言などの虐待行為を行っていた可能性がある」として、実態の解明を訴えました。 東京・八王子市にある精神科の病院「滝山病院」は、入院患者を殴ったとして看護師が暴行の疑いで逮捕され、この看護師を含む4人がそれぞれ別の患者の頭を殴るなどの暴行を加えた疑いがあるとして15日、警視庁の捜索を受けています。 17日は患者を支援している相原啓介弁護士が東京都庁で記者会見を開き、「院内で記録された映像や音声などを分析したところ少なくとも10人以上の職員が暴行や暴言などの虐待行為を行った可能性がある」と指摘しました。 みずからも10人の患者から相談を受け、被害にあった患者は20人前後にのぼる可能性があるとして「数人の職員が偶
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