東京都知事選挙に向け「TOKYO MX news FLAG」では1週間にわたって都政の課題についてお伝えしています。今回のテーマは「多摩格差」です。「多摩・島しょ」の人口は合わせて約417万人で、それに対し「23区」の総人口は910万人ほどです。人口は23区の半分以下である一方、高齢者の割合は4ポイント高いのが現状です。そして、財政のゆとりを判断する指標ともなる「経常収支比率」(=数値が高いほど「自由に使えるお金がない」ことを示す)は「多摩・島しょ」は89.1%、「23区」は76.7%となっています。 多摩地域に暮らす人たちに、23区と格差を感じる場面について話を聞いてみました。 「世田谷なんかと比べて、ちょっと歩けばすぐにどこにでもあるような店がないので、探すのに少し不便」(町田市民・60代男性) 「スーパーに行ってもみんなお年寄り。若い人が減っているせいか活気がなくなっちゃった」」(多