韓国で北朝鮮住民の人権状況改善などを要求している民間団体「自由北韓運動連合」が、朝鮮労働党創建63年の10日、韓国北西部・仁川沖合の黄海海上から、金正日総書記を中心とした体制を非難し政権打倒を呼びかけるビラ約10万枚を大型風船に付けて北方に飛ばした。 同連合は2004年から約150回、同様のビラ配布をしてきた。北朝鮮は今月2日の南北軍事実務協議で、こうした行動への謝罪や再発防止を韓国に要求。南北対話再開の糸口を探りたい韓国政府は配布をしないよう求めていた。 同連合の朴相学代表は「(北朝鮮)住民の人権のために続けてきた活動に対し、今さら南北関係(改善)を理由にやめろとはどういうことか」と反発している。(共同)