昭和63年に大阪の投資顧問会社の社長らを拉致して、1億円余りを奪ったうえ殺害したとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定していた2人に27日午前、死刑が執行されました。山下法務大臣になって死刑の執行は初めてです。 岡本死刑囚と末森死刑囚は、昭和63年に大阪の別の投資顧問会社の社長らを拉致して1億円余りを奪ったうえ、2人を殺害して遺体をコンクリートに詰めて遺棄したとして、強盗殺人などの罪に問われ、平成16年に死刑が確定していました。 山下法務大臣は記者会見し、「誠に身勝手な理由から被害者の尊い生命を奪うなどした極めて残忍な事案だ。裁判で十分なうえにも十分な審理を経て最終的に死刑が確定したものであり、慎重なうえにも慎重な検討を加えて、おととい命令書に署名した」と述べました。 27日の執行は、ことし7月下旬にオウム真理教の一連の事件で6人に死刑が執行されて以来で、山下法務大臣が10月に就任してからは