政府は新型コロナウイルスの感染拡大に伴って群馬、石川、熊本3県に適用しているまん延防止等重点措置を13日の期限で解除する方針を固めた。10日にも政府対策本部を開き、正式決定する。 【図解でおさらい】ワクチンの有効率って? 3県のまん延防止措置は5月16日から適用されている。人口10万人当たりの新規感染者数(6日現在、直近1週間)は群馬5人、石川10人、熊本6人。まん延防止措置適用の目安とされる国の感染指標「ステージ3」相当の「15人以上」を下回っている。 田村憲久厚生労働相は8日の記者会見で「新規感染者数はだいぶ下がっている。病床も余裕が出てくるという見込みも立つ」と述べた。 東京など10都道府県に発令中の緊急事態宣言と、神奈川など5県に適用中のまん延防止措置はいずれも20日に期限を迎える。政府はこれらの地域への対応を来週以降に決める見通しだ。【花澤葵】