21年9月30日、ロッテ戦で起死回生の逆転3ランを放ったT-岡田。リーグ優勝につながる大きな一発となった(撮影・長久保豊) オリックス・T―岡田外野手(36)が今季限りで現役を引退することが分かった。19年目の今季は4月に登録を外れて以降は2軍調整が続き、3試合で5打数無安打。7日までにユニホームを脱ぐ意思を固めたことを球団に伝えた。高卒5年目の2010年に33本塁打を記録し、王貞治(巨人)以来48年ぶりに22歳での本塁打王に輝くなど通算204本塁打。長年チームを支えてきた大砲が、ついに決断を下した。 【写真】05年7月、「関西四天王」の大阪桐蔭・辻内、履正社・岡田、大阪桐蔭・平田、近大付・鶴 ファンの夢と希望を乗せた華麗なアーチは204本。T―岡田は長年の低迷期も、昨季までリーグ3連覇した黄金期も経験した。昨季に続き、今季も0本塁打。元本塁打王としての使命を背負い、振り続けてきたバットを