動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国企業「バイトダンス」の日本法人(東京)が、ツイッター利用者に報酬を支払い、指定する動画を一般の投稿かのように紹介させていた問題で、利用者に依頼する際に社名を隠していたことが、読売新聞の取材でわかった。同社から委託を受けた仲介業者を装うこともあり、トラブルになった場合に責任を免れる目的だった可能性がある。 日本法人が契約を結んでいたのは、匿名でツイッターのアカウントを運営し、フォロワーが10万人を超える「インフルエンサー」と呼ばれる人物ら。2年半にわたり、ティックトックの動画の拡散を依頼していた。