【北京共同】中国の習近平国家主席は深刻化する黄砂の発生地である内モンゴル自治区で会議を開き、砂漠の拡大防止に向けた対策の強化を指示した。国営通信新華社が8日伝えた。黄砂は日本や韓国など周辺国にも大量に飛来して国際問題に発展しており、習指導部は危機感を強めている。 ゴビ砂漠が広がる内モンゴル自治区は乱開発や過剰な開墾、放牧などが原因で砂漠が一段と拡大。大規模な黄砂が中国各地に飛来し、大気汚染が悪化している。 習氏は7、8両日に自治区を訪問。バヤンノール市で砂漠化対策の会議を主宰し、その後、フフホト市を訪れた。自治区幹部から環境対策や経済状況について説明を受けた。砂漠化を防ぐため樹木や草を植える緑化を加速させることや、黄砂の飛散を防ぐため自治区の周辺地域で植林を進めることを指示した。 習氏は「黄砂防止対策を完全なものとし、効率を引き上げなければならない」と強調。「質の高い発展」を実現するため、
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