もし自分のクローンができたら、自分と同じ性格、同じ行動、同じ嗜好となるのでしょうか? そんな疑問の答え探るため、一卵性の双子(小学校4年生)と三つ子(幼稚園・年長)の男の子5人を育てる母・土谷幸奈さんにインタビュー。同じ遺伝子だと全てがそっくりになるのか。「遺伝子とアイデンティティ」の関係を伺いました。 一卵性の双子・三つ子でも顔はまったく似ていない ──一卵性の双子と三つ子を子育て中とのことですが、産まれた時から見分けることってできましたか? 「私には違う顔にしか見えないので、産まれてすぐに見分けられました。あっ、三つ子の場合、低出生体重児として産まれたので、生後2か月は新生児集中治療室(NICU)に入れられていて、その時は見分けられない時もありましたね。ただ、退院して家に連れて帰ってからは、顔の違いが明確に。私には違う顔にしか見えない。まったく似てません!」 ▲5人の可愛いひ孫に囲まれ