文部科学省の私立大学の支援事業をめぐる汚職事件で、逮捕された前局長の息子は東京医科大学の入試の点数が当初、合格ラインに達していなかったことが関係者への取材でわかりました。このため大学トップの理事長らが点数を大幅に加算するよう指示していた疑いがあるということで、東京地検特捜部は実態解明を進めています。 関係者によりますと佐野前局長の息子はことし2月、東京医科大学医学部医学科の一般入試を受験しましたが、1次試験の点数が当初、合格ラインに達していなかったことが関係者への取材でわかりました。 このため大学トップの臼井正彦理事長や鈴木衞学長が点数を大幅に加算するよう学内に指示していた疑いがあるということです。 医学部医学科の一般入試の受験者数はことし2600人余りで、理科、英語、数学の1次試験に合格した451人が小論文や面接などの2次試験に進み最終的に171人が合格したということです。 関係者により
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