(1)Paller AS, et al : Dupilumab in children aged 6 months to younger than 6 years with uncontrolled atopic dermatitis: a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet (2022) 400(10356):908–19.
冬は、空気が乾燥し皮膚のバリア機能が下がります。冬は、皮膚が乾燥しやすいですよね。 例えば健康な女性39人の皮膚のバリア機能を測ると、顔や腕の皮膚のバリア機能は夏より冬がさがることが報告されています(※1)。 ※1)Kikuchi K, et al. Exogenous Dermatology 2002; 1:32-8. アトピー性皮膚炎もまた、皮膚のバリア機能の低下が発症のきっかけになることが分かっています。 ちなみに皮膚のバリア機能は、研究の多くでは皮膚から蒸発してくる水分量を調べて評価します。 皮膚の一番表面にある角質が傷んで皮膚のバリア機能が下がっていると、体のなかの水分が蒸発しやすくなるのです。 例えば肉に食品ラップをかけているときに、その食品ラップの性能によって、肉の乾き方がかわる…そんな感じでしょうか。 写真AC皮膚から蒸発する水分の量のことを『経皮水分蒸散量(TEWL)』と
小児アトピー性皮膚炎のスキンケア指導をエビデンスから考える。 ■ 「スキンケア」という言葉は、非常に一般的なものになりました。 ■ しかし、「エビデンス(証拠)」に基づいた指導をしようとすると、難易度が上がります。これまで、スキンケア指導に関する講演を聴講してきて、エビデンスの面からの話は多くなかったことにちょっぴり不満を持っていました。 ■ そこで、2017年に開催された全国学会でいただいたテーマ、「小児科診療における スキンケア指導の役割」では、一般的なスキンケアの方法のみではなく、少しでもエビデンスに基づいたお話をと思い企画しました。 ■ その講演を少し手直ししてお示ししたいと思います。ということで、いつもの論文紹介ではありません。 ■ かなり長くなってしまったので、3回に分けたいと思います。 なぜ、スキンケア指導が必要なのか? アトピー性皮膚炎は増えている? ■ 20世紀の終盤に気
村上和彦 49歳 ・幼児期~少年時代 母親から聞く所に拠ると極く小児期から湿疹は有ったとの事ですが、よく泥遊びをしたりもする幼児時代でした。症状を意識し始めたのは6~7歳の頃からで、ストーブでお尻に火傷をしたのを切欠にそこが悪化しました。当時はアトピーについて患者はおろか医師もあまり知識がなかったようで、幾つかの医院を転々とし中々よくならず、ステロイドと思わしき薬を処方されてやっと症状は治まりました。中学~高校になると顔や体の他の部位にも湿疹がでてきたのでまた幾つか皮膚科を変えつつ処方された軟膏を塗ってしのいでいました。痒みはありましたが、生活に支障が出るほどではなかったです。 ・悪夢の症状悪化 ステロイド=恐ろしいという認識 しかし10代も終わりの頃、処方されていた軟膏のうち体の部位向けに処方されていた強いステロイドを良く効くからと顔に塗ってしまっていたのが悪夢への第一歩でした。塗って
アトピー性皮膚炎とよく似た症状を示すマウスを遺伝子操作で生み出したところ、皮膚に生息するさまざまな細菌群の中で黄色ブドウ球菌が異常に増えて発症に至ったと、慶応大と米国立衛生研究所(NIH)の研究チームが21日付の米科学誌イミュニティ電子版に発表した。 アトピー性皮膚炎の患者では、症状がひどくなると皮膚の細菌群の半分以上が黄色ブドウ球菌で占められる例が知られる。今回のマウス実験の結果から、皮膚の細菌群を正常化することが新治療法になる可能性が示された。ただ、細菌を退治する抗生物質を使うと、腸内の細菌群に悪影響が及ぶとみられ、工夫が必要になるという。 慶応大医学部の永尾圭介元専任講師らが、皮膚の細胞の分化や機能を調節する酵素「ADAM17」ができないマウスを生み出したところ、乾燥肌やアトピー性皮膚炎のような症状を示した。 離乳直後から抗生物質を投与し続けると皮膚の細菌群が正常な状態を保ち、
引用元:共同通信 アトピー性皮膚炎患者のかゆみなどのアレルギー反応は、カビ由来のタンパク質が人間の汗に溶け込むことが原因であることを、広島大の秀道広教授らのグループが突き止め、6日発表した。アトピー患者のうち、約8割は汗アレルギーが原因とされる。 このタンパク質は、皮膚に常在するカビ「マラセチア菌」の一種が分泌する「MGL―1304」。汗に溶け皮膚にしみこむと、皮膚の細胞の一種と反応、アレルギーを引き起こすとしている。秀教授によると、マラセチア菌が悪化因子であることはすでに報告があったが、具体的な物質が特定されたのは初めてで、新たな治療法の開発につながると期待される。3 :名無しのひみつ:2013/06/07(金) 06:50:24.95 ID:Ld1ibv3L 綺麗な家の子ほどアレルギー持ちな気がする・・・ ソースは俺の周り。 8 :名無しのひみつ:2013/06/07(金) 06:58
アトピー性皮膚炎の患者が汗をかくと炎症を引き起こすことについて、広島大大学院の秀道広(ひでみちひろ)教授(皮膚科学)らの研究グループは6日、人間の皮膚に存在するカビが作り出すたんぱく質が原因であると発表した。このカビは「マラセチアグロボーザ」で、作り出されたたんぱく質が汗に溶け込んで体内に入ることでアレルギー反応を起こすとしている。 研究グループは、原因物質が解明されたことで、より効果的な治療法やスキンケア方法の開発が期待できると説明。研究グループの論文は先月31日(日本時間今月1日)、米医学専門誌のオンライン版に掲載された。 汗がアレルギーを引き起こすことは分かっていたが、具体的にどの物質が原因かは分かっていなかった。研究グループが人間の汗に含まれる物質を分析したところ、かゆみを起こす物質「ヒスタミン」が放出される際、カビの一種の「マラセチアグロボーザ」が作り出すたんぱく質が炎症に関
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