大手流通の相次ぐ参入で、生鮮食品の宅配市場の競争が激化している。 2017年には、アマゾンジャパン、セブン&アイ・ホールディングス(HD)といった“流通の巨人”が同市場でのサービスを開始した。有機野菜などの食材宅配のオイシックスドット大地や、有機野菜などの会員制宅配サービスのらでぃっしゅぼーや、イオンスクエア、SEIYUドットコムなど、インターネットスーパーの先発組を巻き込んだ顧客争奪戦が過熱している。 アマゾンとセブンがサービス開始 アマゾンジャパンは17年4月、有料会員を対象に生鮮食品などを、注文を受けてから最短4時間で届ける宅配サービス「アマゾンフレッシュ」を始めた。都内6つの区からスタートしたサービスは現在、神奈川県や千葉県の一部にも広がり、商品数も当初の約10万点から、生鮮食品やサラダなどの総菜、日用品まで約17万点に拡大した。 アマゾンフレッシュのサービスを受けるには、有料会員